れおぱるレビュー

『からかい上手の高木さん3』

オススメ度 A-

 

久しぶりだね西片。

また勝負しようよ。

今回も、このアニメ3期のレビュー書き終えた方が勝ちだてことで。

 

今回もあらすじからね!西片!

 

とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに、何かとからかわれる男の子・西片。 高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう。 どうにかして、高木さんにひと泡吹かそうと奮闘する日々…。 移ろうものは季節だけではなく、西片の心にも…? 一方、優勢とみられた高木さんにも、ゆらぐ事態が―? スキを見るか、スキを見せるか― ニヤキュン指数100%の「からかいバトル」、 いよいよ最終ラウンドに…!?

引用元:TVアニメ『からかい上手の高木さん3』公式サイト

©️S.Y.S/TKG 2022

 

18年冬と19年夏に放送された、『からかい上手の高木さん』の第3期。

本作が描いているからかい合いという名の初恋は、もう皆さんご存知の通りですが、この作品の素晴らしいところは、膨大な時間をかけて実際の初恋の様にじっくりと関係性を深めていくところにあるんです。

正直、エピソード自体は3期をやるほど話に幅がなく、いい加減進展がないラブコメに飽き飽きしてくるのも事実ですが、年相応の見守りたい初恋というテーマの元、我々の初恋を思い起こしてくれるかの様な丁寧な描写がとにかく光っていたのも事実ですよね。

1.2期といろんな季節を共に過ごしてきた2人が、また同じ季節を共に過ごすくらい時間が経過し、お互いに気持ちは伝えられていないものの、随所で見受けられる無意識な好意が我々視聴者をキュンキュンさせるのなんの。

それに加え、お互いに子供の遊びでからかい合いをしているわけでなく、照れ隠しのからかい合いに変わっていっているという心理描写も描かれていたと私は感じていますので、この辺の初恋ならではの時間のかけ方、照れ隠しの仕方など本当に素晴らしいなと思いました。

 

また、西片はいつもの如く我々と共に高木さんのからかいで赤面していましたが、高木さんに変化が見受けられてきたのは素晴らしかったですね。

からかい合いという建前の元、恐らく本心であることを何食わぬ顔でポロッと口にする高木さんというものは、これまでにも描かれてはいましたが、西片が不意に本心を口にしたときや、西片の行動に本心が現れていた時、はたまた西片と不意に接触してしまった時などに冷静を装ってるものの、内心はめちゃくちゃ暴れているんだろうなと表情から読み取れる高木さんの描写が増えており、キュンキュンのレベルが上がっていましたよね。

この辺の初恋の描き方などは本作ならではのものだと思うので、まだ見てない方は是非体験して欲しいものです。

 

1.2期と比べて評価が下がっている点について触れていきたいと思いますが、

先程チラッと言った通り、3期もやっていて進展が遅すぎるのはメリットもありデメリットもあるということです。

正直、進展という進展が描かれないエピソードは、ここまでくると求めていないというのが本心で、ただのからかい合いだけのエピソードは幅がないなと感じてしまうのも事実ですので、もう少し2人の初恋というものを進めて欲しかったんですよね。

それに加え、TVシリーズの続きは映画で!という締め方をしていましたが、ここまで来るともうTVシリーズで完結して欲しかったというのが私の本音です。

映画は見にいきますけど、やはりTVシリーズから感覚が空いてしまうことで流れも途絶えてしまうんじゃないかなと心配すらしています。

ただ、物語後半で今までヘタレ散らかしていた、あの西片が高木さんがいつしか自分の中の大部分を占めている存在だと気付き、男を見せる描写も多々見受けられ、映画に、物語の完結につなげやすい締め方で、期待を膨らませてきたので、

皆さん、映画でもキュンキュンしましょうね!

 

はい、今回もレビュー書き終えたから私の勝ちね!

また西片に勝っちゃった。

今度はそうだなぁ...何やってもらおうかなぁ...

 

からかい上手の高木さん』1〜3期を全部見るのと...

6月からの映画を私と一緒に見に行くで!

『からかい上手の高木さん』

 

『からかい上手の高木さん2』