『転生したらスライムだった件 第2期』
オススメ度 A-
あぁ...2期もあらすじを持ってくるのがめんどくせえ...
どうしよう...
あっ!そうだ!あの手を使えばいいんだッ!!!
智慧之王さん!
『転スラ2期』のあらすじも頼む!
「了」
暴風大妖渦(カリュブディス)の一件で、獅子王(ビーストマスター)の異名を持つ魔王カリオンに貸しができたリムルは、正式にカリオンの治める「獣王国ユーラザニア」と国交を結ぶべく、ベニマルを代表とした使節団を送ることになった。入れ替わりに、ユーラザニアから派遣された使節団を迎え入れる予定だったが、そこは武闘派の獣王国……三獣士の一人、スフィアのリムルを見下す様な発言にシオンは激怒。友好関係を築くはずが、意図せず戦闘が勃発してしまう
引用元:no27 | アニメ 「転生したらスライムだった件」
©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会
ありがとう!智慧之王さん!!!!
このノリは一生やるつもりです!
れおぱるレビューです!!!
18年秋から19年冬にかけて放送された『転生したらスライムだった件』の第2期です。
1期を2期ありきの終わり方で終わってしまった以上、とてつもなく期待して始まった2期だったわけですが...
面白かったですね!
1クール目は、1期で国を作った後の話が描かれており、ドワルゴンを初め、周辺の国との国交樹立など、国を運営する話を導入で丁寧にやっていたので、1期の続きをちゃんと見れたなと満足いくスタートを切っていました。
それから、テンペストをよく見ていない勢力から喧嘩を売られ、戦争→リムルが魔王への覚醒まで描かれていました。
まず、テンペストをよく見ていない勢力との戦争について、いきなり勃発するわけでもなく、テンペストにスパイが送られたり、工作員が紛れ込んでいたり...など、ちゃんと順序を踏んだ展開で楽しめましたね。
1期からの課題であるテンポの悪さという部分については相変わらずだったと思いますが、その分一つ一つの工程を丁寧にやってくれる優しさがあるので、リムルと気持ちを共有している感覚になるというかなんというか、一緒に笑ったり怒ったりなどできるので、この辺はあまり悪くはないんじゃないかなと感じました。
そして、この戦争になった全ての発端が、リムルが魔物の立場というものをよく理解しておらず、人間にどれほど恐れられているかなどの解釈の甘さが招いた結果だったので、リムルは一国の王として、みんなを守るため、責任を取るために人間との戦争に踏み出すシーンは物凄く良かったですねぇ。
リムルから滲み出る怒りというものがほんとよく表現されていて、より一層感情移入ができ、やったれ!!!!と声を荒げて応援したくなってしまうほどの出来は素晴らしかった。
そして、魔王への覚醒。
ネタバレの都合上なぜこうなるかは書きませんが、リムルが本気で怒り、小さな希望に藁にも縋る思いで魔王へと覚醒を遂げるシーン、ワクワクさせられました。
1期の頃から、どんどん強い魔物たちを従え、大きな国を作っていくRPGのような面白さからワクワク感というものは感じていましたが、この魔王への覚醒の時に感じるワクワク感は段違いでしたよ。
少年誌を見ているかのような男の子の心がくすぐられるようなワクワク感、これは本当にすごかった。
そして2クール目。
リムルが魔王に覚醒し、この戦争の元凶である魔王クレイマンを叩き潰すことを決めたリムルが総力戦に取り掛かるというのが主なテーマになってきますが、ここで一つ問題というか、悪い点がありましたね。
かねてより、テンポの悪さなどが垣間見えていた本作ですが、2期2クール目はそれがもう悪い方向でしか目立っていなかったのが本当に良くないと感じます。
13話〜18話にまたがるクソ長会議と戦闘準備は本当どうにかならなかったのかと一生文句を言いたくなるレベルのテンポの悪さ。これはいくら『転スラ』のファンである私も擁護できません。
確かに、クレイマンをぶっ潰す前に踏まなければいけない手順をやっていましたし、クレイマンをぶっ潰した後に周辺国に混乱が生じてはダメなのでそれを事前に潰しておくという事自体、何も間違ったことはやっていなかったのですが、とにかくテンポが悪い。
1クール目の最後でこれから戦争だあああああ!!!!と視聴者を煽りに煽っていたので、視聴者の気持ちはクレイマンをぶっ潰す!ということしか考えていなかったと思います。
ですが、蓋を開けてみればクソつまらなくクソ長い会議の連続。
これだけは本当に嫌気がさしましたし、煽られた心もすっかり冷めてしまい戦闘に入ってからもなかなかギアがかかりませんでした。
会議は確かに必要な手順ではありましたが、削れるところ、また巻けるところは巻けたはずです。
この会議の描写を半分くらいに抑えていただけたら評価も1つや2つ上がったのになぁと。
残念でなりませんでしたね。
そのクソつまらない会議以降は、強く信頼しかない仲間達と共にクレイマンをぶっ潰しにかかり、見たいものが見れたので薄れてしまった転スラへの愛というものが取り戻せ、早く続きを見せてくれぇ!というところでまた終わってしまったので、本当に上手い作品だなぁと感心してしまいました。
結局、一つ一つの工程をしっかりやりすぎるせいでテンポが悪くなってしまい文句を言われてしまいますが、視聴者が見たいと思ってるものはちゃんと見せてくれるので、なかなかこの作品から離れることはできないと思うんです。
もう我々は『転スラ』の手の中で踊らされている存在なんです。
あまりにも強い人達を仲間に引き入れまくったのと、あまりにもリムルが強すぎるせいで、敵をワンパンしてしまうので、尺伸ばしというものが物語を進めれば進めるほど多くなってしまっている気がします。
『ワンパンマン』同様、敵をすぐ倒しても面白くはないので、ピンチをあえて演出して満を辞して主人公の登場!というのは盛り上がりますし、それも面白いの一つの形ではありますが、『転スラ』のようにそれをやり過ぎてしまうと怒りさえ覚えてしまうのだなと学んだ第2期。
1期の最後で描かれていた子供達の進展もなく、シズさんが残したもの、未練というのもまだまだ解決しきっていないので、物語的にもまだまだこれからですが、確かにそこには視聴者を惹きつける"なにか"がちゃんと描かれるので、気付いた時にはもう...『転スラ』から離れられなくなってますよ!
2022年に映画もあるみたいです。
是非、これを機にまだ見ていない方は1期、2期、転スラ日記を如何でしょう?
見ますよね?
▷ 見る
見ない