『僕のヒーローアカデミア 第5期』
オススメ度 S
あらすじだぜ!少年!
No.1ヒーローのエンデヴァーとNo.2のホークスがタッグを組み、脳無・ハイエンドと繰り広げた激戦を熱く語る雄英高校ヒーロー科1年A組の面々。そこに相澤がやってきてHRが始まろうとしたその瞬間、教室内に警報が鳴り響く!雄英高校敷地内に敵ヴィランが侵入したとの知らせとともに出動要請が出され、グラウンドβに急行すると、そこには黒い煙が立ちのぼっていた。状況把握に努める偵察班からビルの爆発で火災が発生したとの報が入り、消火班&救助班が出動する。それぞれが“個性”を駆使して事件を解決へと導いている中、姿を現した敵ヴィランとは――!?
引用元:EPISODES|TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』
© 堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
第5期が来た!
そして私もまた来た!!!!!!
れおぱるレビューです!!!!
レビューを書き始めた16年春から今日に至るまで、毎年のようにレビューを書いている『僕のヒーローアカデミア』、作中の雄英生徒たちが成長を続けるように、私れおぱるレビューも著しい成長を遂げ、16春の時点では考えられないような長文をコンスタントに書くようになっていたり、去年とは違った書き方に進化していたりと、『ヒロアカ』もれおぱるレビューも面白さが途絶えることはありませんね!
というわけで、本題。
16年春から続く『僕のヒーローアカデミア』もとうとう第5期まで来たということで、大まかなストーリーの説明などは省きます。
まず1クール目、これまで、学校生活中にいろんなヴィランの妨害や、インターン先での大事件に巻き込まれてきた出久達は、今までの雄英高校1年生とは比べ物にならないようなレベルにまで成長を遂げたA組ですが、その裏でしっかりと学校が用意したカリキュラムをこなしてきたB組との実戦形式での訓練が描かれていました。
はじめは、いろんな修羅場をくぐり抜けてきたのを見てきた我々にとっては少々退屈な学校生活が戻ってきてしまったなとほんの少しだけ思っていたんですが、その考えはすぐにアツさによって吹き飛ばされてしまいました。
お互いに個性を知ってる相手だからこそ繰り広げられる頭脳戦は圧倒されました。
その個性をこう使ってくる!?の連続で毎週目が離せませんでしたね。
しかもそれに加え、いろんな修羅場をくぐり抜け、インターン先で培ったもので磨かれたA組の個性と、学校のカリキュラムによって可能性が広がりまくっているB組の個性のぶつかり合い、
ほんとアツいなと。
大火傷を負ってしまうようなそのアツい戦いにもう指を咥えて見ていることしかできなくなってしまうレベルの事がずっと描かれており、そこで感じられる一人一人の成長は、一人一人が物語の主人公である事を突きつけられるような感覚があり、非常に大満足な1クール目でした。
そして、その最中で描かれる、
ワン・フォー・オールの新たな可能性
これも死ぬほどアツかったですね。
本来、ワン・フォー・オールという力は、個性を受け継ぎ次に渡すという能力なので、出久が使っている個性が怪力だけなのはおかしな話だなとは思っていたのですが、ここに来てワン・フォー・オールの中に眠る先代の個性が発現します。
黒鞭という黒い鞭みたいなのを動かせる個性なのですが、これが発現した時のワクワク感ときたらもう半端じゃないものを感じました。
これから先代の個性が徐々に解放されていくんだなという期待と共に、一人でいろんな個性を使い分けて戦う未来の出久の姿を想像すると興奮が鳴り止まず、これだから少年漫画は最高なんだ!と踊り狂いたくなってしまいそうになる程、少年の心を呼び起こされ、もうほんとこの作品最高だ...と思いました。
みんなの成長と共に出久も成長を止める事がないストーリー、ほんと完璧です。
続いて2クール目。
再びインターンに行くことになった出久は、かっちゃんや轟くんと共にNo.1ヒーローエンデヴァーの所へ向かいます。
ここで描かれるNo.1ヒーローであり続けるための心構えや考え方、本当に素晴らしかった。
エンデヴァーの元で、それぞれが抱えている問題などを話し、それに的確なアドバイスを送るエンデヴァーは、まさしくNo.1ヒーローそのものであり、オールマイトからは習えなかったような現場での実戦的な動きはシビれました。
元々、私は不器用な男が大好きなので、エンデヴァーも漏れなく好きだったんですが、この5期でより一層エンデヴァーのことが好きになるような描写が多々あり、ありがとう...と無限に言ってました。
ここで学ぶプロのヒーローとしてあるべき姿を吸収し続ける3人は、まだまだ伸びる事ができるという期待とワクワクが感じる事ができ、これから先の成長も見えたので、素晴らしいインターンだったと思います。
そして、2クール目はそれだけでなく。
ここからが第5期の本番。
出久達がインターンをしているその裏で、ホークスが潜入していたのが異能解放軍という組織。
その頂点に君臨していたのがヴィラン連合・死柄木弔...
これまで、色々な場面で出久の前に立ちはだかり、オール・フォー・ワンの後継者であることも明らかになった彼ですが、この5期で大幅な掘り下げが行われます。
ヴィラン連合が気に入らず宣戦布告してきた異能解放軍と大戦闘を繰り広げるヴィラン連合、
悪VS悪の戦いというものは、お互いに明確な譲れない目的があるため、時にヒーローとの戦いよりアツく描かれてしまうので本当に困りました。
第5期で1番アツい戦いがここで描かれていたんです。
正直、ヴィラン連合以外にもいろんな敵が出てきていたので、ヴィラン連合の影が徐々に薄くなっていましたが、ここでのヴィラン連合の戦いを見るなりその考えがまたもや吹き飛ばされてしまったんです。
もうほんとにアツあのなんの。
雄英生の一人一人が主人公であるならば、ヴィラン連合の一人一人も主人公であるべきだ!!と投げかけられるような掘り下げ掘り下げ、掘り下げの連続。
今まであまり知らなかったヴィラン連合というものが見えてくる度にヒーローに感じるアツさをここでも感じ、挙げ句の果てにヴィラン連合を応援してしまうほどになってしまうほど感情移入できました...
ほんととんでもない事を描いてくれましたよこのアニメは...
トガちゃんとトゥワイスの話なんかなんだボロッボロ流れますよ。
そして、その最後に描かれる志村転弧オリジン及び、死柄木弔オリジン。
ヴィランになるべくしてヴィランになった男の悲しく、壮絶な過去は同情してしまうほどで、これから出久の前に立ちはだかってきたとしてもどう接すればいいのかわからなくなってしまうレベルのものが志村転弧オリジンで描かれており、本当に悲しくなりました。
そして、その次に描かれる死柄木弔オリジン。
志村転弧がオール・フォー・ワンの元でヴィランとして歩み出す物語、この物語で描かれていたものは、
新たな悪の象徴の誕生
そうです、今までいろんな敵と出久達は戦ってきたんですが、かつてのオールマイトとオール・フォー・ワンのような生涯にわたり敵対する悪がいなかった最中、新たな悪の象徴が誕生してしまうんです。
新たな悪の象徴の誕生により、出久に明確な倒すべき相手というものが付き纏うようになるゾワゾワ感と、新たな章の幕開けを感じさせられるワクワク感が入り混じり、もうほんとアツすぎだろ...と何度言ったことかわかりません。
そんな興奮が絶頂に達しそうなところで第5期の幕が降り、我々は第6期を指を咥えて待つことしかできなくなったのです。
この5期に突入するまで、4期分の物語がものすごく濃密に描かれ、どこまで伸びるんだこのアニメは...と毎回毎回言ってきましたが、5期のこの興奮は今までで1番じゃないかなと感じております。
そして、それを超えるであろう最強の6期が待ち受けてるこの期間、ほんとソワソワが止まらないので、明日にでも6期を放送してほしいレベルです。
もう面白い!とかそういう次元の話ではないような気がします。
面白すぎてハゲます。面白すぎて死にます。
『ヒロアカ』、バケモノです。
長すぎて手を中々出せないという方が"まだ"いらっしゃるようであれば、この機会にぜひ見てみる事をオススメします。
新評価基準の制限上、Sになってしまいましたが、気持ちはいつだってSS、あるいはSSSなので、間違いないですよ?
じゃあ!第5期も最後に!
さらに向こうへ!
Plus Ultra!!!!!!
第4期はこっちな気がするぜ!少年!!!