れおぱるレビュー

『D4DJ All Mix』

オススメ度 A

 

OP: B

ED: SS

作画: A

わちゃわちゃ: SS

 

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

あらすじアラウンド!

 

奉仕の心を理念とする伝統ある有栖川学院に通う、桜田美夢、春日春奈、白鳥胡桃、竹下みいこは、
みんなを笑顔にするDJユニット「Lyrical Lily」として活動を認められていた。

ある日、商工会から一年を通して地域活性化のためのイベント依頼を受け、
自分たちだけで出来るか不安になった4人は「どうすれば委員会」を発足する

引用元:EPISODE(あらすじ) | STORY(ストーリー) | TVアニメ「D4DJ All Mix」公式サイト

©bushiroad / D4DJ2製作委員会

 

どうも!!!衝撃の1期からテンアゲ状態、続いてますか!?

れおぱるレビューです!!!

 

圧倒的な濃さで我々オーディエンスを楽しいの世界に誘ってくれた20年秋。

『D4DJ First Mix』の続編という事でフロアの盛り上がりが最高潮になっていたわけですが、

1期の続きというよりもゲームから飛び出してきたオールスターによるお祭りが2期で描かれていて、アニメ勢の私としては少し残念だったかなと感じてしまいますが、それでもアニメ勢にも伝わるようなお祭り感はしっかり感じ取れたので楽しいという気持ちは相変わらずあるとんでもないアニメでした。

 

2期ではハピアラをメインに置くのではなく、我々アニメ勢が知らないリリリリというユニットが主人公に据え置かれた事で、誰だこいつらは!?と混乱するような導入になっていましたが、『D4DJ』の強みであるキャラの掘り下げや動かし方が非常に上手いこともあり、リリリリの先導による2期のお祭り状態を楽しめたなと感じます。

それに加え、2期からアニメに追加される新しいユニット、マーメイドやロンドもD4DJ色にしっかり染まっており、1期の続きじゃないものの、アニメ勢には認知されていないもののしっかりと面白いと楽しいを作り上げてきたのは流石だなと感じましたね。

ですが、やはり我々アニメ勢が求めていることは1期の続き。

同じブシロードアニメでいうところの『バンドリ』が描いてきた3期分の濃さが1期で紡げていたので、そこから先の展開を待ち望んでいましたからね。

そこがなかったのは残念だなと思ってしまいます。

 

ですが、物語全体で1期の続きはなかったもののユニットレベルでの1期の続きやプラスアルファが拝めたのは素晴らしかったですし、流石だなと感じました。

具体的に挙げるならまず第6話。

1期で主人公だったハピアラがメインになるエピソードですが、まさに王者の風格でしたね。

1期で描いてきたものによってハピアラが『D4DJ』の王道という立ち位置になるんですが、第6話ではその立場を逆手に取り他のどのユニットもやっていない挑戦的なエピソードに先陣を切ることで『D4DJ』の可能性が格段に上がった気がします。

最後まで現実か夢かわからない白昼夢を1話完結でやってのけた素晴らしさは全話見た後でも非常に印象に残っているのも確かで、やはりハピアラは凄いなと。キャラの動かし方の境地を目にすることができるので是非見ていただきたいですね。

 

そして、挑戦的なエピソードにハピアラが先陣を切ってくれたことによる恩恵を受けるのが、

第7話〜第9話で描かれる新しいフォトンメイデン。

1期で決められたフォトンメイデンを目指す4人から、4人が作り上げるフォトンメイデンへと舵を切ることに成功し、具体的にどのようなフォトンメイデンの道を歩むのかが提示されたのが2期。

1期で植え付けられたクールな印象とは裏腹に他のどのユニットにも負けないレベルで女の子を全力で楽しんでいる4人が描かれ、それを曲として作り上げるにまで自分たちを表現できるようになっていたことにより、1期で作り上げられた土台に見事にフォトンメイデンの家を作ってくれたなと感心出来ました。

これはまさに1期の続きとして観たかったもののそれであり、物語全体で1期の続きを描かなかったもののユニットレベルで1期のプラスアルファを描くことによって1期の面白さに更に箔をつけてきたなとも思え、やはりこのアニメは素晴らしいなと感じる事ができましたし、

フォトンが更にフォトンらしい色を出せるようになったのも第6話のハピアラがあってこそですし、1期勢をうまく2期のお祭り状態に溶け込ませることで、無秩序状態の中にしっかり軸が通ったなと感じることもできます。

1期の積み重ねがあるからこそできた2期のお祭りとしても捉える事ができますし、『D4DJ』というコンテンツの凄さを改めて感じますね。

 

そんな1期勢が無類の強さを振るう中でどうしても浮上してしまう問題があります。

それは、新ユニットの振るえなさ。

それこそ2期の前半に当たる1〜5話まではリリリリやマーメイド、ロンドと順番にスポットが当たる構成で自己紹介も兼ねたエピソードが展開されていましたが、6話のハピアラ革命と同時にそれ以降の話で存在感が薄くなってしまったように感じ残念に思えてしまいます。

実際、6〜12話までハピアラ、フォトン、ピキピキがエピソードの主軸を担っていましたし、この状況なら素直に1期の続きとして、『D4DJ Second Mix』をやっても良かったのでは?と思えてしまいます。

ただ、『D4DJ』というコンテンツそのものを盛り上げるための『All Mix』でしょうし、素直に2期が出来なかったという状況もありそうなのでそこは難しいところですが。

しかし、せっかくゲームから飛び出してきた新ユニットが3組もいるわけですから、1期勢並みの活躍をさせるために2期は割り切って新ユニット3組の立ち上げの物語をやっても良かったのではないかと考えますね。

1.2期でメインの6組を掘り下げる事で3期でお祭りを開催した方がゲーム勢からもアニメ勢からもとてつもなく人気が出るでしょうし、そこだけはいただけなかったかなと思います。

 

1期が常に楽しいと面白いを追い求めストーリー面でもわちゃわちゃ面でもとんでもない存在感を出していただけに、その続きが見れなかったのは少々痛かったですが、

常にダンスフロアにいるような楽しさを感じられる2期のお祭りも『D4DJ』らしくて好きでした。

招き猫作戦という大きなテーマがある中で新ユニットの自己紹介も兼ねなければならない状況もあり描かなければならない事が多くありましたが、

新ユニット3組とも特有の色をしっかり出せていて魅力が掴めましたし、1期で掘り下げられていた3組に至ってはプラスアルファで描ける事をしっかり描いてきていたので満足度は高いです。

ゲームをやっていなくともこのお祭りの楽しさを感じられる作り、やはり『D4DJ』は凄いなという一言に全てを詰め込めるほど素晴らしい出来なので是非!『D4DJ All Mix』を見てハッピーになっちゃいましょう!!!!!

 

う〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

ハッピーアラウンド!!!!!!!!!

 

↓1期アラウンドはこちらです↓

『D4DJ First Mix』