れおぱるレビュー

『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編』

オススメ度 A

 

OP: A

ED: A

作画: B

わちゃわちゃ: B

 

2期だからってあらすじ書かなくていいとか思ってるやついる!?

場地くんの死が受け入れられなさすぎて2期をまだ観れてないやついる!?

いねぇよな!?!?!?

2期もあらすじいくぞおおおお!!!!!

 

東京卍會(東卍)と芭流覇羅(バルハラ)による抗争「血のハロウィン」の終結後、現代に戻った花垣武道(タケミチ)は東卍の最高幹部になっていたが、裏切り者として総長代理の稀咲鉄太に捕らえられてしまった。稀咲の凶弾によって、千冬が目の前で殺されてしまい、その銃口はタケミチへと向けられた。

引用元:STORY | TVアニメ『東京リベンジャーズ』公式サイト

和久井健講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

 

2期でも挨拶は日和らねえ👊

れおぱるレビューです!!!!!

 

21年春から夏にかけて放送された『東京リベンジャーズ』の2期。

1期ではタイムリープ作品特有の面白さと、不良作品特有のアツさをこれでもかと詰め込んだ物語が我々を興奮させまくりとてつもなく面白かった事が記憶に刻み込まれていますが、

2期も安定した面白さをしっかり紡いでくるだけでなく、これさから先に見据える物語全体のクライマックスに布石を打ってくるようなエピソードがしっかり描かれており、やはり強い作品だなと改めて感じさせられました。

 

稀咲に銃口を向けられ銃声が響き渡るとともに幕を閉じるというとてつもない締め方で幕を閉じた第1期。

その続きが気になってこの一年半夜も眠れない思いでしたがやっと2期が来てくれて、1期と変わらない熱量で25話からの視聴に望めたのはこの作品が持つ視聴者を惹きつける能力の高さを感じさせられましたね。

肝心の物語展開では、未来の東卍を悪の軍団にしてしまったのは稀咲だけでなく元ブラックドラゴンという組織に属していた柴八戒も大きく絡んでいる事がわかり再び過去へ戻る決心を固めるタケミチでしたが、過去で出会った柴八戒は聞いていた人物とはまるで別人で...という物語でした。

聖夜決戦編の全体的な印象としては、物語運びそのものは当たり前ですが1期の良さが全て継承されていてやはり面白いなと感じられたんですが、1期に比べると少し淡々としていた印象もありました。

その要因としては、1期で手の内を全て出してしまっていたのでそれを超えてくるものが2期では描かれていなかった事にあると思います。

最悪な未来を知る→未来を変える為の情報収集→過去を小手先だけで変えようとする→やっぱり未来は変わらずなんならもっと最悪になる→埒があかないので殴り合いの末最高な未来を掴み取る。

という流れがこの作品の手の内の全てという事が1期で周知されていたことにより、描いている事そのものは面白いが新鮮味が感じられないような展開が続いていた事で淡々とした印象を抱いてしまったのかなと感じます。

物語そのものを盛り上げる為にその手があったかと思わされるような展開もこの作品なら絶対やってくれますし、そこは3期に期待ですね。

 

物語の展開そのものは新鮮味が感じられませんでしたが、描いている事そのものはやはり面白いと頷くことしか出来ないのはこの作品の1番強いところですね。

小手先だけで未来を変えようとするが失敗に終わり、見えていた希望の光が消えて無くなり絶望の淵に急に立たされる事で強大な敵に立ち向かう事しか残されなくなっていく運びは不良ものとしての面白さが加算されていきますし、タイムリープものの面白いをしっかりなぞる運び方ですし、ほんと本作にしか出来ない面白いとを徹底的に突いてくるなとひしひしと感じます。

殴り合いの末に掴み取る未来だからこそ達成感も半端じゃないですし。

そういうところが安定した面白さを構築して物語全体の面白さが損なわれない部分だなとひしひしと感じる事ができました。

 

そして、その安定した面白さの中で3期以降に繋がる為の布石がしっかり打たれていた事も物語全体の面白さが更に上積みされるような感覚がありシビれましたね。

1期と比べると準備段階も少なく、日向ちゃんの死を目の前で見せられることもなかったので怒りの感情が湧き上がるようなこともなく、淡々と物語をこなしていた印象がある2期ですが、その根底にあるのが全てマイキーくん頼りの構図なんですよね。

それが露見するかのようなエピソードが聖夜決戦編ですし、その頼りになるマイキーくんに闇が見え始めるのも同じく聖夜決戦編。

未来の東卍が狂ってしまった原因は全て稀咲にあると思い込んでいた事による物語最大の死角を露わにすることによって物語全体のクライマックスに繋げていく為の準備期間としても捉える事ができる聖夜決戦編は、2期として単体で見た時の印象と、『東京卍リベンジャーズ』全体の物語で見た時の印象が大きく変わる章でもありますね。

1クールアニメとしては1期と比べると...という印象に終わってしまいますが、

物語全体で捉えてくると非常に重要な事を描いてる章になるので、アニメ目線からいうところの3期以降の展開次第で評価が大きく変わるなと思っています。

2期で深掘りできた八戒や三谷くん、闇が露見したマイキーくんや未来から来た事を共有できた千冬など、クライマックスに繋げていく為の役者が整えられていたと言っても過言ではないので物語全体の深みが更に増したなと感じられますし、

マイキーくん頼りの物語だったのにマイキーくんを救わなければならないという大きなテーマがプラスされた事で、元々据えていた日向ちゃんを救うという大きなテーマに並ぶ形でタケミチが行動する為の大義名分が増えましたし、面白さが更に加速するだろうなと容易に想像できる下準備が整いましたし、

物語全体を見た中でやはり2期にあたる聖夜決戦編は非常に重要な章だったんだなと改めて感じさせられました。

 

個人的に血のハロウィン編での衝撃と悲しみが未だに記憶に深く刻み込まれているので、聖夜決戦編は多少見劣りしてしまう印象にありますが、来る天竺編に向けた下準備がしっかりなされている事で作品そのものに対する熱は未だに冷めないどころか加熱を極める一方ですね。

大切な人を守り抜く為に自分に負けない心を持ち合わせるものが時代を作るという事も2期で提示されましたし、後はもうマイキーくんとタケミッチが作る不良の時代に我々はついていくだけです。

見届けましょう、ペヤングを食べながら...

 

え!?2期でもペヤング1個しか用意してない!?

仕方ねぇ...

ペヤング、半分こ...な?

 

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『東京リベンジャーズ』