れおぱるレビュー

『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』

OP: S

ED: SS

作画: A

わちゃわちゃ: SS

夏らしさ: SS

 

あらすじだみぃ!

 

遅咲きの桜がまだ残る頃、稀星学園高尾校に転校してきた舞菜は生徒会副会長の実に部活棟を案内されると、謡舞踊部という部に迷い込む。そこにいた瑞葉にサインを求められる舞菜だったが、よく見るとそれは入部届の紙で。瑞葉はもう一人の部員の紗由とともに部の存続のために部員を集めているのだった。しかし謡舞踊部の部活内容は、舞菜がやらないと決めたアイドルを目指す部活動で……

引用元:STORY | TVアニメ「Re:ステージ! ドリームデイズ♪」 公式サイト

ⒸRe:ステージ! ドリームデイズ♪ 製作委員会

 

どうもだみぃ!再レビュー2本目もアイドルアニメを選ぶのはもう完全にアイドルアニメの事しか考えていないからだみぃ!

れおぱるレビューだみぃ!

 

やはり、リステは素晴らしかった...

この一言に尽きる見返し枠でした。

 

リステの面白さって、それぞれがステージに返ってくる「Re:」の部分だと2019年の時点でも言っているんですが、本当にこの部分を語らずしてリステを語れるのかと問いかけたくなるほど、リステを象徴している部分だなと改めて感じさせられました。

まず1話、

舞菜ちゃんが高尾校に転校してきた日に謡舞踊部の紗由さんと出会い、共に踊る中で、本校から逃げるように転校してきた理由であるアイドルをもう一度目指したいと本能で感じてしまい、舞菜ちゃんの物語「Re:」の部分が動き始めるエピソード。

一度見たステップや振り付けを完璧に覚えてしまうという現実ではありえないような特殊能力は持っていますが、1話らしく強引に話を進める中にもこの物語が本当に描きたい「Re:」の部分が明確に描かれており、尚且つこの後の7話に続く伏線も張っているという徹底ぶりは3年ぶりに見返してもう拍手を止める事ができませんでした。

そして、その後に続くかえちゃん、香澄ちゃん、みぃちゃんの加入エピソード。

ここにも一貫した「Re:」のエピソードが噛み込まれており、この物語が本当に描きたい部分がはっきりとする素晴らしい序盤でしたよね。

一見キラキラしたアイドルアニメでありながらも、この「Re:」の部分が明確に描かれていることにより、泥臭さみたいなアツい部分も感じられ、リステでしか出せない面白さをここで塗り固めていた印象があります。

それに加え、KiRaReのメンバー一人一人が一度アイドルという夢を目指し、夢に手が届かず諦めた過去を持っているからこそ、もう一度夢を目指す本気度が他のアイドルアニメとは別格だなと感じさせられますよね。

一度挫折を味わっているからこそ、新メンバー加入回でも生半可な言葉では一切動こうとせず、舞菜ちゃんや紗由さんをはじめとした既存メンバーの本気度や、このメンバーでならもう一度夢を目指せるかもしれない手が届かなかった夢に手が届くのかもしれない!と期待を膨らませステージに帰ってくる決意をする「Re:」の部分がより強調されていて、キラキラしていながらも泥臭いという交わらなそうな二つの要素を見事描き切っていたなと感じます。

 

そして続く神回第7話。

一度高尾校に逃げ出してしまった舞菜ちゃんがステージを前にしてもう一度逃げ出してしまうエピソード。

ここで紗由さんが舞菜ちゃんにかけてあげる言葉が、1話で舞菜ちゃんが口にした「紗由さんともう一度夢が見たい」の答えとなる「舞菜と一緒に夢が見たい」に繋がってくる激アツ展開がありました。

一人一人が別々に目指していた、歩んでいた夢や道がやがて6人の夢となり、6人でその道を歩み出していくんだ!とより結束が深まり突入するプリズムステージの予選はまさに神回と言わずしてなんというのか。

素晴らしいの一言ですよ。

リステのメインテーマが「リスタートの物語」であるのならば、

サブテーマ的なものに「舞菜ちゃんが完成する物語」があると思うんですよ。

1話の伏線が7話に繋がってきたように、7話でやっと本物の姉が立つステージに帰ってきた舞菜ちゃんが10話で姉離れを行い、自分の意思で目指すステージへと夢の舞台へと立つ決意をするエピソードもそれを象徴していると思います。

姉の姿を追い続けたことで、違い稀なるアイドルとしての才能を輝かせたせいで本校でトラウマを植え付けられた過去、

それでも姉の影響でアイドルが好きで居続けられ、紗由さんと運命的な出会いを果たした始まり、

姉の影響でできた夢を目指してくれるKiRaReのメンバーともう一度夢の舞台に立つ事ができた中盤。

それでも姉には敵わないなと思った終盤で行われる姉離れ。

これまでの舞菜ちゃんの行動理由の根底にいた姉の存在を舞菜ちゃんの意思に変える事で、舞菜ちゃんが心の奥底で敵わないなと思っていた姉に対しても勝つ可能性を見出せると同時に、胸を張ってKiRaReの6人で同じ夢を見ている、目指しているという環境を作り出すプリズムステージ決勝前はもう...

盛り上げ方が素晴らしいというかなんというか...

リステが描く舞菜ちゃんが完成する物語の隙のなさを改めて感じさせらましたよ...

 

全員が0からアイドルを目指して頑張る物語ではなく、一度は夢を目指して1人で頑張ってきたもの達がもう一度立ち上がり、同じ志でステージに立つもの達と共に手を取り合いもう一度読みかけの本を開いて夢へと歩み始める物語。

わちゃわちゃしている部分が非常に優れている作品なので、わちゃわちゃしているところにフォーカスを当ててキラキラした物語だなと感じるかもしれませんが、その根底には夢を諦めきれない泥臭いアツいエピソードが輝く激アツな物語なので、リステが今も尚神だと語り継がれているのかもしれませんね。

もう本当にね、リステって欠点が何一つないと思うんですよ私。

強いてあげるとするならば、2期をやらないことぐらいですよ。

なんでこんなに面白いのに2期やってくれないの!?って私は一生言い続ける覚悟がありますからね!

あと、観てない人はこれを機に如何ですか!?

めちゃくちゃ面白いので是非観てみるみぃ!!!

 

このレビューは、

『Re:ステージ! ドリームデイズ♪』

再レビューです。