『のんのんびより のんすとっぷ』
オススメ度 S
あらすじなのん!
ある春の日、早起きした宮内れんげはリコーダーを吹きながら学校へ向かっていました。
今日は音楽の授業でリコーダーの合奏があるようです。途中、バスで出会った高校生の富士宮このみに、ドの音がうまく出ない事を打ち明けると、今度一緒に練習する事になりました。
れんげが旭丘分校に到着すると、他の生徒たちも登校してきて…。
まったりゆるゆるなメンバーが送る日常が、またまたはじまります。引用元:第一話 | TVアニメ『のんのんびより のんすとっぷ』公式サイト
©2021 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合三期
にゃんぱすー!!
れおぱるレビューですん!!!
13年秋、15年夏、18年夏、そして、21年冬と我々に生きる希望を与え続けてくれた『のんのんびより』シリーズが終わってしまったことのショックから未だに立ち直れていません...
私の中で、『のんのんびより』という作品は、1番好きな作品であるため、初めての喪失感に苛まれています...助けてください...
本作は、シリーズの第3期に当たるわけですが、毎回笑い泣きしてしまうほどこれが最後であるという現実が受け止めきれませんでしたね。
第3期では、いつものメンバーに加え、新キャラのあかりちゃんとしおりちゃんが大活躍していましたね。
あかりちゃんはこのみちゃんと同じ高校、同じ部活の後輩であるわけですが、人見知りを克服するために旭丘にちょくちょく遊びにくるようになるキャラで、れんちょんなどに振り回される様はどのキャラにも出せなかった魅力が詰まっており、のんのんびよりという作品の面白さをさらに加速させ、
しおりちゃんは、れんちょんに初めて出来た地元の年下の子で、れんちょんがしおりちゃんと遊んでいく中で、お姉さんとしての自覚を芽生えさせていくというとても重要な役でした。
このれんちょんの成長が1期から見守ってきた我々に深く突き刺さるんですよね...
1番年下で、その天才的な発想力でみんなを振り回していたれんちょんが、年下の子の面倒を見るようになってるってのが、れんちょんが一歩一歩大人になってくのを少しずつ描いており、我々は駄菓子屋のように見守り、静かに涙を流すことしかできなくなってしまうわけですよ。
他の作品にも成長というものは描かれているわけですが、『のんのんびより』という作品が描く成長は、面倒を見てきた近所の子の成長を見てる感が強く、他では感じれないようなエモさが漂ってるのがこの作品が愛される理由だと思います。
更に、成長はれんちょんだけに留まらず、卒業を控える兄ちゃんや、こまちゃんなども描かれており、みんな...大きくなったんだな...と涙を流してしまうこと間違いなしですよ...
『のんのんびより』という作品は、我々が経験したり、経験しなかったことでも懐かしいな...と思わせてくれる故郷のような作品で、たぶん忘れてるだけであって、人類は皆ここから生まれてると言っても過言ではないので、いないとは思いますが、見てない方は今すぐ見た方がいいです。
田舎特有の、町全体の子供が兄弟のような関係で、上の子が下の子の面倒を見てくれる構図は、エモさの極みで、近所の兄ちゃんや姉ちゃんに面倒を見てもらった過去を持ってる方ならわかると思うんですが、そういう人の存在って一生消えない思い出になるじゃないですか?そういうのをこの作品を見ながら思い出しつつ、れんちょん達も大人になったらこういう感情に浸るのかな...なんてことを想像しながら見ると、より一層エモさが増して、
俺も大人になってしまったんだなぁ...
と無限にしみじみできますよ。
大好きなシリーズが終わってしまった悲しみから立ち直る事は出来そうにないので、今後は生きる希望を失った悲しきオタクとして生きていきます...
のんのんびより...ありがとう...
大切なものを思い出させてくれて、
本当にありがとう...
大好きだ...
映画はこっちなの〜ん!
1期はこっちなんな〜