『小林さんちのメイドラゴンS』
オススメ度 A+
あらすじ
自称究極のメイドであるトールは、今度オープンする新しいメイド喫茶にライバル心を燃やし殴り込みに行く。しかし戻ってきたトールは「なんか働くことになりました」と言い出した。そんな変わらない毎日を送っていたある日、ニュースで小林さんと出逢った山が何者かに破壊されていることを知る。
どうも!京アニが帰ってきました!!!!!こんなに嬉しいことはないですね!!!!
れおぱるレビューです!!!
17年冬に放送された『小林さんちのメイドラゴン』の第2期です。
第2期も...最高でしたね...
人間を見下していたはずのドラゴン・トールがある日人間・小林さんに出会い、性的に好きになってしまったので一緒に暮らすようになるという物語。
物語を大部分を占める要素は、所謂日常系ですが、メイドラゴンは人間とドラゴンの共存というテーマを大きく取り扱っているので、時折考えさせられる話やエモさ溢れる話などがあるので、純粋な日常系を求めている方は少し残念に思ってしまうかもしれませんが、私はそれに待った!をかけたいと思います。
それは、その考えさせられるような日常系とはかけ離れた話があるからこそ輝く日常話があると考えるからです。
2期での新キャラ・イルルの話だったり、トールとエルマの過去の接点だったり、日常系とは言い難い見るものに深いメッセージを投げかけるような考えさせられる話というものが、2期では至る所に見受けられましたが、その話で1番伝えたかったことは、お互いに認め合ったり受け止め合う優しさであり、その優しさが形になって現れてるのがその後に描かれる日常話だと感じているからです。
何の生産性もない日常話だけで構成されたアニメももちろん大好物なのですが、その何の生産性もなく、かけがえのない日常を送っていられるのは、その優しさがあるためである!と回りくどく我々に見せつけてくるメイドラゴンの構成、これは本当に素晴らしいなと感じますし、純粋な日常話だけを楽しみたいという方も、その日常に至るまでの過程を知ることによって、日常話のありがたみを感じられると思うので、このメッセージ性溢れる考えさせられる話を楽しんでみてはいかがかなと思います。
ちょっとごちゃついて何が言いたいのかわからなくなってきましたが、次に行きます。
2期のテーマであるイルルが子供のようにわがままに生きるという話、最高じゃありませんでした?
個人的に、2期で1番好きな絡みが、タケとイルルの絡みであったので、この2人の青春の甘酸っぱさを感じる幸せな会話に毎回毎回悶えていました。
こういう、2期ならではの楽しみも追加されてる『メイドラゴン』は本当に強いなと久々と感じさせられました。
強いといえば、京アニの技術力。
ほんと、久しぶりに見るとバケモノすぎて毎回鳥肌が立ちます。
何気ないシーンだったり、別に動かさなくていいシーンであるにも関わらず、映画さながらの作画で動かしてくる京アニの技術力にもう目が釘付けでした。
特に印象に残ってるのが、カンナちゃんと才川ちゃんがクラスメイトと共に上靴でサッカーをするシーン。
映画?と疑ってしまいたくなるようなそのバケモノじみた作画に鳥肌しか立ちませんでした。
本当にすごい作画をこうしてテレビアニメで披露してくれる京アニの技術力の高さ、最高としかいえませんね。
京アニの技術力溢れる作画で描かれる最強の日常系、『小林さんちのメイドラゴン』。
人間とドラゴンの共存という設定を設定だけで終わらせず、その共存はお互いに認め合ったり理解し合う優しさの上で成り立っているものであると我々に投げかけてくる、メッセージ性の高さであったり、その優しさが形となって現れる、何も起こらないがかけがえのない日常話というのは、他の日常系では決して味わえないようなエモさが確かに感じられますので、純粋な日常系がみたい!と嘆く方にも是非見ていただきたいところであります。
理解し合い、認め合った優しさの先に、揺るぎない愛というものがひしひしと感じられ、小林さんがどうしようもなく好きなトールと、それが満更でもなく今日もトールと笑い合って暮らす小林さんの物語、愛と優しさという二つの単語がここまで似合うアニメが他にあるでしょうか??
そんな愛溢れるアニメの2期を放送してくれ、カンナちゃんと才川ちゃんの話もこれでもかと描いてくれ、我々を笑顔にしてくれた京アニに我々は感謝することしかできません。
ありがとう...京アニ...
そして、おかえりなさい!