れおぱるレビュー

『ウマ娘 プリティーダービー Season2』

◎◎◎

オススメ度 1番人気

 

あらすじ

 

シンボリルドルフに憧れて無敗の三冠を目指すトウカイテイオーは、次走の日本ダービーを目前に日本中の注目を集めていた。そして迎えた本番、入場規制が敷かれるほど盛り上がる中、トウカイテイオーは一番運のあるウマ娘が勝つとされるレースに挑む!

引用元:STORY // TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

© 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会

 

 

どうも!天才はいますね...悔しいですけど...

れおぱるレビューです!!

 

18年春に放送された『ウマ娘 プリティーダービー』の続編に当たる本作。

続編と言えど、またスペシャルウィークが活躍する話ではなく、今度は同じスピカ内のトウカイテイオーメジロマックイーンにスポットが当たった話でした。

いやぁ、面白かった!!!!!!

1期の98〜99年の史実に基づいた激戦のライバル達のアツいドスポ根も馬鹿みたいに面白かったですが、2期はそれを上回ってきましたね!

トウカイテイオーメジロマックイーンが活躍した時代は、91〜93年にかけてですが、何故私はこの時代の競馬をリアルタイムで見ることが出来なかったんだと悔しくなるレベルの面白さですよ。

競馬ってこんなに面白いんだと1期以上の衝撃を受けましたね。

 

私はあまり競馬に詳しくないので、間違った解釈だったら許して欲しいのですが、トウカイテイオーは、G1七冠を達成したシンボリルドルフの子供で、現実でも相当なプレッシャーの中数々の偉業を成し遂げだウマらしく、このアニメでは、その生まれながらにして天才であるトウカイテイオーの競走馬時代が描かれていました。

まず驚かされたのが、その圧倒的な強さではなく、ドラマチックすぎる競走馬人生ですよね。

偉大な父の名の下に、クラシック三冠の皐月賞日本ダービーを制していくわけですが、日本ダービー後に怪我が判明し、菊花賞に出ることができず父の成し遂げたクラシック三冠を達成できないという初めての挫折を味わい、その後、天皇賞(春)で初めての敗北、その後も度重なる骨折で一時は引退までもが囁かれ、復帰戦は...という感じでめちゃくちゃドラマチックな競走馬人生を過ごしてるんですよね。

ウマ娘は史実に沿ってストーリーを組んでるので、エピソードを見ていく度にドラマチックすぎんだろ...と思わず呟きたくなるほどのストーリーで本当に驚かされました。

こういうのを見てると、リアルタイムで競馬を追ったらこういうドラマチックな馬に出会えるのかななんて思えたりしてきて、競馬に興味が湧いてきますよね。

 

そして、ただでさえドラマチックすぎる第2期をさらに盛り上げたウマ娘達。

これもやばかったですね。

同時代に活躍した、メジロマックイーンライスシャワーナイスネイチャツインターボなどなど...あげだしたらキリがないわけですが、上記の4人がもう...もう!といった感じでトウカイテイオーの競走馬人生を彩っていくわけですよ。

やる気を失ってしまったトウカイテイオーの走る理由になってあげたり、ライバルである前に誰よりもトウカイテイオーのことを思い復帰を心待ちにしていたり、完全に挫けてしまったトウカイテイオーに、トウカイテイオーから教えてもらった諦めない心を思い出させたりと、もうエモいのなんのその。

1期がアツさで攻めたのなら、2期はアツさとエモさで差してやる!と言わんばかりの尻上がりの面白さ。

めちゃくちゃ面白かったですね。

 

そしてね、このアニメには、21年冬アニメの中でNo.1エピソードだと個人的に思うエピソードもあるわけですよ。

それは、第10話。

詳しくいうと実際に見た時の面白さが半減してしまうため詳しく書きませんが、今まで直接的な絡みは変な会話しかなく、レースも一緒に走ったことがなかったツインターボが、トウカイテイオーのために大逃げをキメるレースが描かれるわけですが、泣きました。

競馬の実況ってこんなにも泣けるものなのかと驚きが隠せませんでした。

調べてみたところ、実況も実際のレースで流れたものを使っているらしく、ますますなんで俺はこの実況を聞けない時代に生まれてしまったんだと後悔すら覚えましたね。

第10話、今思い出しただけでも泣けてしまいますよほんと...

こういった感じで、トウカイテイオー以外のウマ娘のレースが序盤で断片的に描かれ、後半になるにつれその断片的に描かれてきたウマ娘達の競走馬人生がトウカイテイオーの競走馬人生に絡みついてくる構成が神そのもので、最初から面白いのにまだ面白くなるのかという、驚異的な末脚で最後まで駆け抜けますからね...ターボエンジンも全開になりますよこりゃ...

 

そして、このアニメの最大のポイントが、同時代に存在した2人の最強ウマ娘トウカイテイオーメジロマックイーンの存在。

2人が最強を目指し時に争い、時に支えあっていく姿は、ライバルだけど仲間であるを体現しており、13話通して描かれるストーリーは何度も泣けることばかり。

決して現実でそういう会話が繰り広げられてるわけではないのに、実際にこの馬達はこういう会話をしていたんじゃないかと思わせてくれるような神ストーリーに我々は面白い!しか言えなくなってしまいます。本当に。

3年越しでアプリがリリースされ、更なる加速をやめない『ウマ娘』というコンテンツは、1.2期ともに最高に面白いので、競馬なんでしょ?と敬遠してる場合ではありません。

競馬はドラマチックなんです。

そこには、フィクション顔負けのストーリーが実際に起きてるんです。

天才はいるんです!

悔しいですけど!!!

 

さぁ!あなたも!

93年 有馬記念

奇跡を起こしたトウカイテイオーの競走馬人生を見届ける時です!

 

天才はいる。

悔しいが。

 

スペシャルウィーク

逆襲のラン

はこちら!

『ウマ娘 プリティーダービー』