れおぱるレビュー

『理系が恋に落ちたので証明してみた。r=1-sinθ』

オススメ度 A

 

OP: A

ED: B

作画: A

わちゃわちゃ: S

 

第2期を見たので、恒例のあらすじやってみた。

 

沖縄合宿で、朝日のレンブラント光線によってムード値が最高の橋で、理論値的に最高のキスをした雪村と氷室だったが、採取した唾液の量が不十分で再測定することに。唾液測定の専門家を訪ねて、理学部生体制御学科へ向かう一同の前に、花魁のような格好に白衣をまとった妖艶な女・翠雨と、その恋人・クリスが現れる。雪村は翠雨たちに「好きを証明する実験」への協力を要請するが、翠雨たちの圧倒的な愛のオーラを見せつけられ…。

引用元:理系が恋に落ちたのでカップルと比較してみた。 | TVアニメ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』公式サイト

©山本アリフレッド・COMICメテオ/アニメ「リケ恋2」製作委員会
©山本アリフレッド / COMICメテオ

 

どうも!第2期を見たので、早速あらすじを書いてみた!!!

れおぱるレビューです!!!!

 

20年冬に放送された『理系が恋に落ちたので証明してみた。』の第2期となる本作、

1期の頃から受け継ぐ面白さというのは相変わらずで、2期だからこそできる物語の広げ方も描かれており、非常に楽しめた続編でした。

 

まず、1〜6話で1期で散々研究してきた「好きの定義」にケリが付いたのは非常に達成感を感じられるもので、続編をやってくれて本当に良かった!と心の底から思えましたね。

1期では、お互いの好きが一体何なのか証明するために、理論や数値に基づいたいろいろな実験をし、2人がキスをするという幕引きでしたが、肝心の好きの定義が完成しておらず、続編待ちとなっていたため、私のようなラブコメ大好きオタクは好きの本質が一体何なのか知るために首を長くして待ち、2期を楽しみに本作が放送されるまで待っていましたが、結論、好きの定義は...

個人の勝手にしろ!

ということでしたw

一見、俺たちは何を見せられているんだと思うかもしれませんが、この結論が導き出されるまでの過程が1期、2期1〜6話まで非常に良く出来ており、クソ適当な定義のように見えますが、度重なる実験やいろんな人から取った統計を基に、恋の素晴らしさ、人を好きになるという素晴らしさを定義付けたものであり、この言葉の重さの計り知れなさはものすごいなと個人的に感じました。

ここに至るまでのストーリーを見るだけでも、本作を見て良かったなと感じることができるので、扱ってる題材の素晴らしさ、それを理系という観点から描く凄さという、本作の凄みを改めて感じられるような結論でした。

 

好きの定義が完成してから終わりというわけではなく、恋愛というものはまだまだ奥が深いものだということで、池田研が次にやるべきは好感度調査ということで、ここから2期が本格始動します。

1期と2期前半で雪村と氷室の恋模様をメインで描いているので、ここから取り扱うのは、恋愛に対してトラウマがある奏ちゃんと、1期の頃からラブコメの波動を感じられていた虎輔と棘田。

ここからの話の広げ方が非常にうまいなと感じました。

今あげた2つのエピソードを描くには尺が足りないので、2期でメインに描かれるのは奏ちゃんのエピソード。

再三口にする普通という言葉は、過去の経験からということもあり、一筋縄でも二筋縄でも解決しない奏ちゃんが抱える普通を追い求める気持ちを、感情的に処理するのではなく、本作のテーマにあるように、理論や統計に基づいた解決策で普通を定義していく様はシビれましたね。

それぞれの好きな形が違うように、それぞれが抱く普通の概念も違う。

普通ではない事が普通なんだと結論付け解決に至る、過程から結果まで全てテーマ通りの奏ちゃん掘り下げエピソードは非常に良く、改めてこの作品の凄さを実感させられたなと感じました。

出来ることならば、奏ちゃんに幸せになって欲しかったので、雪村と氷室に劣らないような大恋愛を繰り広げて欲しかったですが、普通じゃない事が普通なんだと定義付けたことにより、普通じゃない恋愛が始まるラストは、物語の進め方が非常に上手いなと納得のいく締め方だったので、必見ですよ。

 

個人的には、虎輔と棘田の恋模様も加速させて欲しかったんですが、2期では残念ながら片足突っ込む程度でしか触れておらず、その辺は3期に期待かなということで、続編を待ちましょう。

 

理系のバカップルが好きを証明するために色々な理論を持ち出し、大真面目に馬鹿みたいな実験を繰り広げる異色のラブコメの第2期。

好きの定義にも結論が出て、1期で撒いていた奏ちゃんのラブコメも深掘りしていく正統な続編として展開した2期は終始面白かったですね。

虎輔が恋模様を加速させるに至るのも、些細なことからなどではなく、フェルミ推定に基づいた結果という隅から隅まで理系に満たされた物語の展開の仕方も目を見張るものがあります。

ひょっとして、原作者の方は視聴者を楽しませるための理論などを知った上で本作を描かれているのか!?と思えてしまうほど、個人的に性癖に突き刺さるラブコメなので、是非ともオススメしたいですね。

1期より評価が落ちてしまっているのは単にA+以上の枠の問題ですので、2期がおもしろくなかったというわけではないので、勘違いしないでくださいね!

 

↓1期はこちら!↓

『理系が恋に落ちたので証明してみた。』