『未確認で進行形』
オススメ度 A+
あらすじ
家事万能、巨乳安産型、その他はごく普通の高校生・夜ノ森小紅。そんな小紅の16歳の誕生日。突然訪ねてきたのは許婚・三峰白夜（影薄い）と、その妹の小姑・三峰真白（どう見ても幼女）。なぜか始まる同居生活。実姉・夜ノ森紅緒は今日も元気にシスコンで変態だ。
果たして小紅の生活は一変するのか、しないのか。
うまく言えないので確認してください。
どうも！！ラブコメの波動感じてますか！？！？
れおぱるレビューです！！！
毎期お馴染みとなってきている見返し枠。
今回は、14年冬に放送された『未確認で進行形』です。
このアニメの有名なフレーズ？として、「ラブコメの波動を感じる」というものがありますが、このアニメを見たことがない人でも、どこかで見かけたことがあるんじゃ無いでしょうか。
そんな有名な「ラブコメの波動を感じる」という言葉が生まれるのにもちゃんと理由があり、本作が描くラブコメがもう、良いのなんの。
ある日、突如として小紅の前に現れた許嫁を名乗る男・白夜と、その妹・真白。
過去に会ったことがあるそうだが、小紅はその記憶を無くしていて...という物語。
許嫁が突如現れる作品と聞くと、意外とその辺にゴロゴロ転がっているようなよく聞く設定だなと思いがちですが、本作は他作品と差別化を図るために、許嫁が人外であるというとてつもない設定を持ってきてました。
ただ、常に人外の姿であるかどうかと聞かれると、そういうわけでもなく、人間ではないことが作中で明言されているだけで、基本的には人間の姿で過ごすという、一見設定を活かしきれていないような設定でしたが、小紅ちゃんが白夜に恋していくいくつかのフェーズでその設定が遺憾なく活かされていたのも事実ですので、一概には変な設定とは言えず、他作品と差別化を図るためにもいい設定だったんじゃないかなと感じます。
本作の1番の見どころである、小紅ちゃんが白夜に恋をしていく過程については、もう神としか言いようがありません。
出会いこそは、親に勝手に決められた許嫁同士という強制恋愛のようなものでしたが、白夜に好意を伝えられ続け、少しずつ心を開いていく序盤。
白夜が命の恩人だと知り、意識せずにはいられなくなる中盤。
意識はしたもののまだまだ曖昧な感情のままでいる小紅と白夜の関係性に第三者が介入し、小紅ちゃんの白夜に対する気持ちが固まる中盤から終盤にかけて。
白夜の事を許嫁であることを認め、完全に嫁の立場として隣に立ち続けるデレ期に突入する終盤。
などなど、小紅ちゃんが恋に落ちていくフェーズというものが12話通して事細かに描かれており、非常に素晴らしいんです。
今から8年前のアニメではありますが、現在にこのアニメが放送されても、小紅ちゃんの魅力のみで戦えるような強さであることを再確認させられましたね。
本作のいいところは、ラブコメの波動要素だけでなく、日常系も決して手を抜かない面白さにもあります。
小紅ちゃんや白夜がラブコメの波動を振りまいている周りでは、紅緒様や真白たんがわっちゃわっちゃと動いており、4コマ原作らしくテンポの良いギャグも所々に見受けられ、日常系としても楽しめてしまう本作の凄みは本当に素晴らしいなと感じます。
特に、14年あたりはきらら枠に唯一対抗できる枠だと期待されたマンガタイムぱれっと枠であったため、当時の記憶補正も入り、本当に全てが楽しめるアニメだなと非常に楽しい気分で見返すことができました。
本作の悪いところを挙げるとすると、
未だに続編が作られていないことくらいだと思います。
小紅ちゃんというどの時代でも戦える素晴らしいヒロインがいるアニメですので、今からでも続編、作ってほしいですね！
今回は過去アニ編ということで、評価のA+は22年冬クールの上限枠には入らないものとして捉えてください！
こういうややこしいことが起こるので、見返し枠はB+付近を見るように心がけていたんですが、どうしても神アニメが見返したくなったんで、許してください...！w
本作の見どころは、まだまだ沢山あり、私のレビューでは全てを伝える事は出来ないので、実際に見て確認してください。
