れおぱるレビュー

『カノジョも彼女』

オススメ度 A

 

あらすじも彼女

 

高校一年生の向井直也は、小学一年生の頃から、幼馴染の女の子・佐⽊咲に毎月告白し、高校に入って、やっとOKをもらい付き合いはじめた。
幸せの絶頂にいる直也だったが、ある日、彼の前に⽔瀬渚という美少女が現れる。気立てがよく、頑張り屋さんで、料理上手な彼女はいきなり、直也に付き合ってほしいと迫るのだった。渚のあまりのいい⼈ぶりに⼼が揺れる直也は、咲と渚を引き合わせ、ある提案を持ちかけて…。

引用元:STORY | TVアニメ「カノジョも彼女」公式サイト

©ヒロユキ・講談社/カノジョも彼女製作委員会2021

 

どうも!!恋愛アニメを見過ぎてどんなやつよりも恋愛相談にのれる自信すら感じています!

れおぱるレビューです!!!

 

非常に面白いアニメでしたね!

好きになってしまったからしょうがない!と彼女に二股を持ちかけて彼女公認二股を開始するというとんでもない導入から始まったアニメでありましたが、二股から読みとく本当の愛とか、好きとは何かとか、そんな深いものは描かずに、大真面目にギャグをするという内容に毎週毎週笑わされるアニメで楽しめました。

肝心のギャグの内容も、一つ一つのボケやツッコミの質というものは決して高くないものの、大真面目になるべきじゃないところで大真面目を貫き通したりするギャグや、ギャグやツッコミそのものの勢いで笑わせてくるというパワープレイのようなゴリ押しのギャグがこの作品に非常にマッチしており、一つ一つのギャグの質というものは高くないものの、全体的な印象としては非常に質の高いギャグアニメとして出来上がっており、勢い任せのパワープレイのようなギャグの虜になってしまっているという状態で、毎回笑えるシーンの盛りだくさんで非常に楽しめました。

このパワープレイのような面白さ、何でこんなにハマるんだろうと考えてみると、このアニメの原作を『アホガール』が記憶に新しいヒロユキ先生が描いているというのでもう納得の面白さですよね。

ヒロユキ先生にアホな女の子を描かせたら右に出るものはいない!と声を大にして言えるようなアホな女の子も続々と登場してさらにギャグが輝いていたと思います。

そして、それに加えてバカ真面目な主人公、直也の存在が本当に良かった。

バカ真面目な直也が物語を掻き乱し続け、それに振り回される彼女達もまた真面目にアホであり、全員真面目に行動しているのに振り返ってみると全員でアホをやってるという内容が本当に面白くて、ヒロユキ先生は本当天才だなと再認識させられましたね。

このギャグを見るだけでもこのアニメを見る価値、あると思います。

 

そして、物語の構成も良かったんじゃないでしょうか。

ギャグアニメに付き物なのが、ストーリーが全く進まないので飽きが来てしまうという問題があるんですが、このアニメはそこもうまくカバーしていたと思います。

序盤では二股ならではのドタバタな真面目なアホを徹底的に描き、中盤からは理香という新たな彼女候補を導入し物語を掻き乱し、終盤では紫乃の追及によって二股関係にパンチが...!?という流れが、飽きさせることなく視聴者を楽しませており、上手いなぁと感じるほどの出来でした。

一つだけ訂正した方がいいと思うところは、理香ちゃんのターンが長すぎたことだと思います。

4〜9話にかけて理香ちゃんのターンが続き、咲ちゃんや渚ちゃんが後手に回ってしまっていたのは正直よくなかったかなと感じてしまいますが、咲ちゃんや渚ちゃんのターンを増やしてしまうとそれこそ飽きにつながってしまうのも事実であり、まぁこの辺は一長一短かなという印象です。

 

全員が大真面目であり、全員がアホであるネオスタンダードラブコメ

愛はどうだとか、好きがどうのこうの!だとかそんな難しいことは描かず、好きになってしまったんだから仕方ないじゃないか!!!と全員が欲望の赴くままに突き進む勢いはもはや誰にも止められないほど加速を続け、最終回まで減速することなく終わりますので、楽しめること間違いなしですよ!

大真面目に欲望の赴くまま生きていれば、我々にだって美少女が告白してくるかもしれない!そんな淡い期待を抱かせてくれるこのアニメ、見ない理由なんてありません。

ヒロユキ先生の天才っぷりを堪能しましょう!

 

『アホガール』