れおぱるレビュー

『女神寮の寮母くん。』

オススメ度 A

 

女神寮のあらすじくん。

 

家が火事で焼け、一人都会を彷徨う孤高の戦士?南雲孝士くん12歳。偶然出会った和知みねるに救われた孝士くんは、女子大の大学寮に招かれる。まずは、お風呂に入ってスッキリしようとしたのだが・・・。

引用元:STORY -TVアニメ「女神寮の寮母くん。」公式サイト-

©2021Ikumi Hino/女神寮

 

どうも!夏はなんといってもえっちなアニメですよね!!!

れおぱるレビューです!!!

 

皆さんは夏といえば何を思い浮かべますか?

照りつける太陽?白い砂浜輝く綺麗な海??エモい感情掻き立てる入道雲???

全部違います!!!!!

私、れおぱるレビューは過去にも夏に必要な要素を何度かお話ししたことがあると思いますが、夏といえば、

・アイドルアニメ

・ギャグアニメ

・えっちなアニメ

の3点です!この3つさえ揃っていれば夏は完成するといっても過言ではないほど、夏にはこの3つが必要不可欠なんです!

そして、このアニメはその三大要素の一つである"えっちなアニメ"ですので、夏の需要に応えてくれた素晴らしアニメでありましたね!

 

内容は、中学生にして1人彷徨っていた孝士くんが女子大生達が住まう女神寮の寮母として暮らしていくという、えっちなアニメにしか許されないような設定でありました。

言うまでもなく、女子大生と暮らす中でラキスケというものは切っても切り離せない関係で、毎日がえっちなことにまみれていってしまうというような、THE深夜アニメのようなストーリーでこれはもう素晴らしかったですね。

一見、またこういうのかと。そうはならんやろ。と思うかもしれませんが、それを感じさせないのがこのアニメの素晴らしいところであると私は感じます。

そう感じさせる要因というのが、2つありまして、

まず一つ目、どんなシチュエーションでもえっちなことに結びつけてしまう想像力の豊かさです。

他の深夜アニメのえっちなシーンの結び付け方といえば、入浴シーンであったり、水着回であったり、着替えシーンなんかと結びつけていくわけですが、このアニメはそんな生ぬるい事はしません。

海にいる魚に犯されたり、こたつの中で自然と足が電マのようになってしまい犯されたり、怪しげな薬をばら撒いてあたり一面えっちな雰囲気にさせ大乱行が起きたりと、そういう角度からえっちなシーンに結びつけるのか!?と毎回驚かされるその想像力の豊かさ、もう素晴らしいの一言でした。

そして、そんな斜め上からの結び付け方だけかと思いきや、お約束とまで言える、着替え中の鉢合わせであったり、半裸の女性が降ってきたりという王道のえっちなシーンも盛り沢山であり、求められていることにちゃんと応えてくれる需要と供給もしっかりしているので、えっちなアニメとして申し分ない出来だと感じました。

二つ目は、芸術性の高さです。

えっちな深夜アニメというものは、えっちな事がしたいがためだけに無理やりパンツを見せたり服を脱がせたりするのが普通なんですが、このアニメは気品すら感じさせられるようなナチュラルなパンツの見せ方であったり、服の脱がし方というものが輝いていたと思います。

パンツは無理矢理見せるのではなく、なるようになった結果、見えてしまったという描き方を徹底しており、出すべきところは出し、出さないところは出さないという無駄のない見せ方は美しさを感じるほどで、一瞬「美術館にでもきたのかな?」と感じさせられるような芸術すらをも感じるパンツの描き方は目を見張るものがありました。

こういう芸術性を兼ね備えた美しいパンツの見せ方というものは深夜アニメでもなかなか拝めるものではないので、ただのラキスケに飽きてしまったという方にはこのアニメを全力でオススメしたいですね。

 

ただ、物語的に詰めの甘い要素というものもいくつかありまして、

女神寮に住まう女子大生の中に、孝士くんと暮らしていく中で次第に恋愛感情を抱いてくるものも現れてくるのですが、最終回までに進展がありそうでないのがちょっと残念だったかなと感じます。

孝士くんに恋愛感情を伝えるなり感じさせるなりするだけで、えっちなシーンの恥じらいというものもぐんと増しますし、雰囲気がより一層甘いものになり、ただの赤面というよりは趣すら感じさせるような何とも言えないエモい表情というのが拝めると思うので、もう少しそこだけを詰めて欲しかったなと感じてしまいます。

ですが、そういう感情を描かない分、自然とえっちなことに巻き込まれてしまった!というラキスケの勢いが落ちないのも事実ですので、一長一短かなと思います。

あとは、貧乳キャラが少なすぎましたね。

えっちなアニメというものは、自然と巨乳が増えてしまうのも仕方ない事でありますが、私の性癖的には貧乳なキャラがえっちなめに合う事に興奮するので、そこをもう少し描いて欲しかったなと思います。

実際、それに当てはまるのが幼馴染のすてあちゃんだけだったので、すてあちゃんが出てくるのを毎回心待ちにして焦らされてるという気分でしたので、巨乳と貧乳の比率をもう少し均等に振り分けて欲しかったなと感じました。

 

量産型のえっちなアニメだろ?と思われるのも仕方のない内容でありましたが、『女神寮』にしか出せないようなえっちなシーンはたくさんあり、量産型では済まされないような素晴らしい出来と、それを盛り立てるようなナチュラルなパンツの描き方、そして、このアニメが1番欲しいと感じるこの夏クールに放送してくる放送時期の良さなどが非常によく、普段ならB+やA-を付けるような内容ですが、上記の2点が非常に優れていると判断したのでそれだけで評価を上げてAとさせていただきました。

このアニメの良いところ、優れているところはえっちなシーンだとこのレビューを読んだ方は思われるかもしれませんが、決してそれだけではなく、女子大生と暮らしていく中で孝士くんに芽生え始める男心だったり、歳の差を感じさせるかわいさであったりと、逆にショタコンにされてしまうんじゃないかと心配になる程、中学生・孝士くんの描き方も非常にうまく、嫌味がない主人公像というものを完成させているので、このアニメで描かれる全ての要素において不満がないような出来に仕上げられてる完成度の高さというものも申し分ないです。

夏に必要だと声を大にして言ってきたえっちな枠がこういう形で補われると非常に幸せな気分で夏を過ごせる事ができるので、この夏に必要な3大要素、一生推していきたいですね。

 

ところで、私もそろそろ寮に引っ越したいんですが、女神寮はどこにあるのでしょうか...?