れおぱるレビュー

『プリンセスコネクト!Re:Dive Season 2』

オススメ度 S

 

あらすじですね☆

 

いつもの穏やかな朝食の時間、コッコロがとある地図を取り出した。それは究極の調味料「海の雫」の在り処を示したものらしい。管理協会も扱いあぐねていたほど不確かな情報のようだが、【美食殿】の活動目的のために行くべきだと力説するペコリーヌ。彼女の気迫に押されたメンバーたちも感化され、新たな冒険に出発するのだった。

引用元:Story | アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive Season2」 (プリコネR) 公式サイト | Cygames

© アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」製作委員会

 

2期も...

やばかったですね☆

れおぱるレビューです!!

 

20年春に放送された、『プリコネ』の第2期。

1期で未回収だった伏線や、描ききれていなかった物語が次から次へと回収され、物語そのものが綺麗に畳まれていく様は圧巻でしたね!

 

まず、1期の終わりに2期に望んだことを振り返ると、

①ペコリーヌのクリスティーナ問題

②キャルのカイザーインサイト問題

③ユウキの失われた記憶と目的

④もう一度、キミとつながる物語

の4点があったわけですが、この4つが漏れることなく2期で完璧に描かれ、物語そのものが完結したという素晴らしいことを成し遂げておりました。

 

では各要素を簡潔に。

①ペコリーヌのクリスティーナ問題

1期の終盤で明るみになった本件は、1期の物語そのものの消化不良を煽ると共に、2期への期待を膨らませる要因になったわけですが、この件に関しての描き方がとにかく良かった...!

1期がキャルちゃんの心情変化に重きを置いているのなら、2期はペコリーヌの心情変化に重きを置いており、奪われたこの国を取り戻すため、またみんなで美味しいご飯を囲むため、いつも明るく接しているプリンセスが涙を流しながら国を取り戻す描写はもう、素晴らしいの一言でした。

 

②キャルのカイザーインサイト問題

この件に関しては、①が解決すると同時に解消される紐付けられた問題でしたが、これを単体で見ても良いものでしたし、物語そのものが本件に影響を及ぼしていく全体から見るのも良いというとんでもないことを成し遂げていましたね。

1期で私が注目して欲しかった、キャルちゃんの心情変化が、2期のストーリーにも大きな影響を及ぼしており、カイザーインサイトか美食殿かの間で揺れ動くキャルちゃんの心情がものすごく細かく、

その中でも、ペコリーヌが教えてくれた大切な人と一緒に食べるご飯の美味しさという要素がとてつもなく光っていたと思います。

①と繋がりますが、ペコリーヌがキャルちゃんに注いできた友情や愛情、絆は確かにキャルちゃんに響いており、2人のエモ散らかした関係性があったからこそ、キャルちゃんが美食殿を選択できるまでに至ったという経緯が非常によく、本作は本当に素晴らしいものだなと感じることが出来ました。

 

③ユウキの失われた記憶と目的

これも1期で結局謎のままだった要素ですが、2期で回収された時はちょっと鳥肌が立つと同時に後悔しましたね。

一度失ってしまった絆をもう一度結び直すために生き返ったユウキが1期1話に繋がるというエピソードは、非常にアツく、記憶を取り戻した後には、今度こそ紡いだ絆を壊させない為に全力で戦う主人公の顔にちゃんとなっており、1期でギャグ要員のような扱いになっていたユウキとは別人でしたね。

そして、ユウキの失われた記憶に関してですが、これはもう後悔しました。

プリコネのゲームをやってこなかったことに。

ざっと調べただけなので間違っているかもしれませんが、『プリンセスコネクト!Re:Dive』のゲームに前作『プリンセスコネクト』というゲームがあるらしく、ユウキの記憶は前作のゲームに結びついたものだそうで、前作のゲームを全く知らなかった私はもう後悔しまくりましたよね。

前作のゲームを知っていればいるほどもっとアツくなれたであろうストーリーだっただけに、後悔が止まりません。

 

そして、①②③全てが合わさることで完結に向かう、

④もう一度、キミとつながる物語

この件に関しては、1期のレビューでも触れていましたが、これを描かずに2期が認められるかと言っても過言ではないほど、1期で下地を整えていた要素でありましたので、大いに期待して2期を見始めたんですが、

素晴らしい描き方がなされていましたね。

①②③全ての要素の伏線が回収され、物事が解決に向かうにつれ、もう一度、キミと繋がる物語に全ての要素が集約されていく様が非常に面白く、1期で求めていたところを超えたその先の物語を見せつけられて非常に満足のいく第2期でした...

それに加え、1期で蒔いてきた伏線以外にも、

1期で描いてきた意味のないようなわちゃわちゃが、2期で意味のあるものに昇格しクライマックスを盛り上げていく様などを見ると、ストーリーの構成が天才のそれすぎて放心状態にしかならなくなるレベルでした。

1.2期通して描いてきた、下地から完結までが非常に上手く構成されたとんでもないアニメでしたね本当...

 

1期と比べると、ギャグが少なめになっており、どちらかというと物語を畳むために真面目な話が多くなっておりますが、

1期のわちゃわちゃや下地があったからこそ、2期ではスムーズに物語を進めることが出来ており、1期の終わりに望んだ物語の終着点までノンストップで進んでくれた印象があるので、非常に良かったんじゃないかなと感じております。

物語そのものの面白さや、各キャラの見せ方、ストーリー構成力の凄さ、作画の安定感映画みたいな作画、コンテンツそのものの強さなどなど。

『プリンセスコネクト!Re:Dive』を構成するものの全てがレベルが高いなと言わざるを得ないような素晴らしいアニメですので、Cygamesに感謝しつつ、まだ見てない方には今すぐにでも見てほしいですね。

 

え?見てくる!?

それは...

やばいですね☆

 

1期はこっちですね☆

『プリンセスコネクト!Re:Dive』