れおぱるレビュー

『うらみちお兄さん』

オススメ度 B-

 

あらすじ

 

教育番組「ママンとトゥギャザー」で子どもたちに笑顔を振りまく「うらみちお兄さん」こと、表田裏道。
しかし気を抜くと疲れ切った顔を見せ、後ろ向きな発言を連発!
爽やかな笑顔の裏には、あふれ出る大人の悲哀が隠されていた……!?

引用元:第1話|Story|TVアニメ「うらみちお兄さん」公式サイト

©久世岳・一迅社/「うらみちお兄さん」製作委員会

 

どうも!良い子のみんな!

れおぱるレビューだよ!!!!

 

最後までノれそうでノリきれないアニメでした。

子供向け番組で体操のお兄さんをしている主人公・うらみちお兄さんが、時折疲れ切った表情で裏の顔を見せてくると言った内容の物語。

"後ろ向き"人生讃歌だそうです。

ジャンル的にはシュールギャグのような独特の空気感で物語が進んでいましたが、

全体的に暗すぎます。

シュールギャグというもの自体、ハマれば面白いのでとやかく言うつもりはありませんが、一々繰り出される後ろ向きギャグであったり、登場人物が落ち着きすぎているので、全体的に暗くなりすぎてしまい笑えるものも笑えないという地獄みたいな空気感が漂っており、ギャグとして面白いかと聞かれると素直には頷けないような出来になってました。

うらみちお兄さんらの設定がアラサーなので、無理にはっちゃけろとは言いませんが、子供向け番組を舞台にしている分、子供達を馬鹿みたいに明るくさせて中和させるなど方法があった筈なんですが、子供達も大人びた発言ばかりしているため明るさに欠けており、作品の暗さに拍車がかかっていたと思います。

しかも、その暗さのせいでテンポというものが決して良くはなく、30分経つのがとにかく長いと思いながら毎週見ていたので、ショートアニメでも良かったんじゃないかなと思いました。

それならばテンポの問題も解決できますし、暗さに耐えかねて視聴を断念するような事も防げたと思います。

それと、世知辛い世の中を生きる大人の愚痴や社畜ネタみたいなものが取り扱われていましたが、社畜ネタにおいては、今期は『迷宮ブラックカンパニー』がある以上、他のギャグアニメが霞んでしまっていたので時期が悪いネタだったとしか言いようがありません。

 

とにかく全体的に暗い。そのせいであまり笑えないと言うような事が常に起きてるようなアニメですので、合わない方は本当に合わないアニメかと思われます。

時々ディレクターや演出家の無茶振りに応えるような回などはテンポが良くなり面白いですが、それが毎回続くわけではないので考えどころですね。

ギャグの質というよりも、キャストで笑わせようとしている作品なので、そういうのが好きな方は是非。