れおぱるレビュー

『究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら』

オススメ度 B

 

あらすじ

 

結城宏(ヒロ)はゲームが大好きな高校生。
今日は待ちに待った新作フルダイブRPGの発売日!
……だったが、半ば騙されるような形で売り付けられたのは、ZZ指定の超問題作『極(きわめ)・クエスト』。
「リアルを極めた」という謳い文句に違わず、グラフィック、NPCの挙動、草木の香りや肌をなでる風、すべてが究極の出来映えであった――リアル過ぎて、クリア不可能なほど「めんどくさい」ゲームである、ということ以外は。
報酬は達成感のみ。軽い気持ちで遊べない、史上最もストレスフルなゲームを攻略せよ!

引用元:ストーリー|TVアニメ「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」

©土日月・株式会社KADOKAWA
/究極進化した製作委員会

 

 

どうも!!フルダイブRPGアニメはなぜか見てしまいますよねぇ...

れおぱるレビューです!!!

 

土日月先生といえば、19年秋に放送された『慎重勇者』が記憶に新しいですよね!

『慎重勇者』の出来が非常に素晴らしかっただけに、ものすごく期待して見始めたわけですが、導入部分で土日月先生らしいギャグがてんこ盛りで期待通りの入り方ができました!

今までのフルダイブRPGものを全てフリにしてしまうかのようなテンポの良いギャグはほんと笑えて、土日月先生らしさを堪能できるのはもちろんのこと、『慎重勇者』の前例もあったため、1話の時点での期待値というものがみるみると上昇したんですが、その期待値は右肩下がりとなってしまったのが正直な感想です。

 

というのも、『慎重勇者』の時のような大冒険は繰り広げず、テーマとして扱っている「リアルを追求したフルダイブRPG」を丁寧に描ききってるので、その分展開が遅すぎましたね。

初めの街から脱出することが、この物語通してのゴールとして設定されるわけですが、まぁストーリーのテンポが悪い。

リアルを追求してるゲームらしく、ご都合主義がないことは間違ってはいませんが、物語としてのメリハリというものが薄れていたかなという印象があります。

それに加え、現実とゲーム内での問題がリンクするシーンなどがいくつかあるわけですが、腑に落ちない解決方法などになってしまってるのも大変よろしくないなと感じましたね。

この辺がしっかりとリンクして、現実でも成長するとかなったら話が変わってきましたが...残念です。

 

こんな感じで、全体的なストーリーにはちょっと不満感があるわけですが、『慎重勇者』同様、ギャグには力が入ってて非常素晴らしかったですねぇ〜!!!

一旦ギャグをやりだすと、テンポの良いギャグをポンポン繰り出してくれるので、見ていて非常に楽しい気分になり、どれだけシリアスな展開に突入してしまっても、根本にはギャグがあるので安心してみることができたりと、ギャグにおいては文句なしでした。

 

根本にものすごく強いギャグ要素というものがあるので、ストーリーをもう少しギャグ寄りに設定して、ライトな感じでまとめ上げることができたらもう少し評価は上がったのかなぁというのが全体を通した感想ですね。

『慎重勇者』の時は1クールでビシッとストーリーをまとめ上げてましたが、今作は1クールで纏まらないどころか、ゴールにも辿り着いていなく、非常に消化不良を感じる出来となってしまったので、この辺で大きく減点いたしました。

ただ、今期で1番のEDという強い武器があるので、興味がなくてもEDだけは是非見てほしいというのが本心です。

お尻が左右に、縦横無尽に揺れますからねぇ...

お尻好きには最高なEDですよあれは...

毎回凝視してましたから...

話がずれてしまいましたが、なんとも言えないアニメとなってしまったのは、導入部分の素晴らしさからすると非常に残念に思い悔しさすら感じるので、気になる方は見てみると良いと思いますよ。