『SSSS.DYNAZENON』
オススメ度 A
アクセスモード!ダイナあらすじ!!!!!!
蓬はバイトの後にクラスメイトの南夢芽と会う約束をする。しかし、約束の時間になってそこに現れたのは前日に出会った怪獣使いを名乗る謎の男ガウマだった。
引用元:物語 | 「SSSS.DYNAZENON」公式サイト
©円谷プロ ©2021 TRIGGER・雨宮哲/「DYNAZENON」製作委員会
どうも!インスタンス・ドミネーション!!!!
れおぱるレビューです!!!!!
まずはじめに、TRIGGERを信じろといっているにも関わらず、どうしてS以上じゃないんだ!!という点から触れていきたいと思います。
れおぱるのTRIGGER好きを知ってる方からすれば、決して低くはないが衝撃が走るレベルの評価にはなっていますが、簡単に言うと、ロボものが合わないw
こればっかりはねぇ...もうどうにもなりませんねw
過去アニメでいうところの『ダリフラ』なんかもそうでしたが、いくら好きな制作会社がロボものを作ろうと根本的に合わないものはほんと合わないんだなと再確認させられますね。
というわけで、ロボものが個人的に合わないのでTRIGGERアニメらしからな評価にはなっていますが、ロボものOKだよ!っていう人にはめちゃくちゃ面白いアニメになっていますので、素晴らしかった点をいくつか紹介していきますね!
まず一つ目、音響?です。
この『SSSS.DYNAZENON』というアニメは、特撮戦隊モノをモチーフにしていると思うんですが、作中の会話が極めてリアルよりのテンションで特撮に寄せられていて他のアニメにはない新鮮さがありましたね。
私自身、特撮には詳しくないのですが、特撮って言ってみれば生の人間がやってるので、アニメほど大袈裟な会話などがないと思うんですよね。
しかし、このアニメはアニメアニメしたキャピキャピな会話などは一切せず、普段の私達と変わらないテンションで会話を繰り広げてたので、あれ?今特撮見てたっけ?となるのは本当すごいなと感心しました。
それでもって、戦闘シーンに突入するとリアル寄りの会話を脱ぎ捨て、必殺技を叫んだり、うおー!っと叫びながら戦ったりと、ここではアニメらしい良いテンションをふんだんに盛り込んでいたので、素晴らしいバランスで音というものを物語に活かしてるなぁと感じました。
そしてね、何よりこのアニメの全体的なイメージとして静けさというものがあるんですが、これがまた新鮮でしたねぇ。
普通のアニメなら考えられないような静けさの中での会話を繰り広げたりするシーンは、手に取るようにその場の空気感などが伝わってきて、自分自身がその世界の中で傍観しているような気分になるので、ここは本当に実際に見て聞いて体験した方がいいと思います。
もう一つ、TRIGGERらしさが際立つ、
ノリと勢い。
これは文句なしでしたね。
TRIGGERアニメを見る=やることをやって最終的にノリと勢いで解決するその漢らしいスタイルを求めているわけですが、このアニメでもちゃんとTRIGGERらしさ。というものがふんだんに盛り込まれていましたねぇ!
怪獣と戦う中で、各キャラに様々な問題などが発生し、自分の問題と怪獣との戦いがリンクしていく内容になっていたわけですが、合体ロボアニメなので、一人でも上の空で操縦しているとちゃんと掛け声も合わなかったり怪獣に押されてしまったりとうまくいかないことだらけになる表現、そしてそれを戦闘中に解決に持っていき怪獣をちゃんと倒すノリと勢いが気持ちよかった...!!!!
これこそがTRIGGERアニメの真骨頂なんだ!と面白さを叩きつけられるこの気分。
本当いつまでも味わっていたいそんな気持ちよさがありましたね。
そしてね、この素晴らしいアニメに対してどうしても一つだけ言いたくなることがあるんで言わせてもらいますが、
『SSSS.GRIDMAN』との繋がり。
そもそものタイトルだったり、本作の舞台である街の描写だったり、グリットナイトが登場したりと至るところで『SSSS.GRIDMAN』との繋がりが見受けられたわけですが、個人的にもう少し物語との結びつきも深くして、『SSSS.GRIDMAN』の続編である!という感じにしてくれた方が良かったかなと感じました。
実際、正直に言うと、グリッドマンの時よりも盛り上がりにかけたんですよ。
まぁ、個人的にロボものが合わなかったと言うのもありますが、グリッドマンとの結びつきが思ったより浅かったと言うのもあり、少々期待は外れてしまったかなと言う印象があったので、ここはもう少し結びつきを深くしても良かったんじゃないかなと思いますね。
合体だ!
という言葉は、いくつになっても胸を躍らせる、心の中に仕舞い込んでしまった少年の心を呼び覚ましてくれる魔法のような言葉だなと実感させられたアツくアツい本作。
特撮に寄せてるであろう劇中の会話のテンションは、普段特撮を見ない身からすれば非常に新鮮で、尚且つ、アニメを見ていると言う気分ではなく、特撮を見ているという気持ちにしてくれるので、戦隊モノの合体ロボをモチーフとしたアニメにあっていて非常に良いなと思います。
怪獣と戦う中での各キャラに立ちはだかる壁を解決する過程が非常に個性的で面白く、第10話なんかはその面白さを集約したような話ですので、ロボものが合わない方でも是非ここまでは見ていただきたいですね!
個人的にロボものが合わず、前作?の『SSSS.GRIDMAN』より評価を落としましたが、気持ち的にはTRIGGERを信じろの精神は1ミリも曲げていないので、前作と同様、是非見てほしいアニメとなっております。
いいですか?
信じるんです。
お前自身ではありません、お前を信じる私でもありません。
TRIGGERを信じる俺を信じろ!
TRIGGERを信じろ!!!
話は以上です。