『BNA ビー・エヌ・エー』
オススメ度 SS
良きあらすじたれ🙏
タヌキ獣人の影森みちるは、獣人差別主義者の人間たちから逃れ、獣人が自由に生きられる街・『アニマシティ』にたどり着く。ちょうどその日は、街の設立10年を祝う祭りの日。獣人たちは自分たちの本来の姿、けものの姿に変身し、獣人であることを自由に表現している。活気のある街の様子にワクワクするみちるは、祭りを見て涙を流すヘンなオオカミ獣人・大神士郎と出会う。ところが、祭りのなかで爆発が起き、広場はパニックに。しかもみちるは士郎に犯人と間違えられて捕らえられてしまう。誤解は解けたものの、事件に巻き込まれたみちるは、士郎に自分のヒミツを明かす。みちるは、突然タヌキ獣人になってしまった『元・人間』だったのだ。
©︎2020 TRIGGER・中島かずき/『BNA ビー・エヌ・エー』製作委員会
我々は、新大陸を発見するとか、宇宙人が侵略してくるとか、そういうことが起こらない何の変哲もない現代に生まれてきたわけですが、ひとつだけ、この現代に生まれてきて、こうしてこの現代を生きていて本当に良かったなと、心から誇れるものがありますよね。
そう、我々はTRIGGERがアニメを作っているこの時代を!TRIGGERが伝説を生み出し続けるこの現代を生きていることがどの時代にも負けない最大の誇りなんです!
挨拶が遅れました...!
どうも、皆さん、良き獣人たれ...🤟🤟
れおぱるレビューです!!!!!!
やってきました!TRIGGERアニメのお時間です!
いやぁ!今回も素晴らしいの何の!
やっぱり私たちにホンモノを届けてくれるのはやっぱりTRIGGER何だと再認識できる最高の3ヶ月をありがとうとまずは言いたい!
ありがとう!TRIGGER!!!
てなわけで、ホンモノですよ。
もうね全てが完璧すぎて何から話したらいいかわからない&語っても語り切れないほどの魅力が立っているわけですけど、まずはストーリーから触れていきますね。
ある日、今まで人間だった少女・みちるが突然獣人になってしまい、獣人達だけが暮らすアニマシティを目指し人間の街を飛び出て、アニマシティにたどり着くと共にある事件に巻き込まれ、そこで出会った士郎さんと共にアニマシティの平和と人間と獣人という分かり合えない関係性を見つめ直していくという物語だったわけなんですけど、
これねえ、すんごい難しいテーマですよね。
だがしかし、TRIGGERはこのすんごい難しいテーマを完璧に描き上げてくるからすごい。
人間と獣人というわかりあえない双方を経験している唯一の人物であるみちるちゃんが、そんなのはおかしいと。わかりあえる日がきっとやってくると。
そういう信念を持ってただひたすらまっすぐに進み続けるストーリーでね、それがもう最高にTRIGGERアニメ特有の軸がブレない主人公主人公しててとにかくまぶかったですね。
そして、その強い信念がクライマックスの圧倒的なノリと勢いに乗せられて更にアツいものに仕上がっていき、人間と獣人がわかりあえる未来が見える希望の光が差し込むという素晴らしきストーリー。
いやぁ、お見事でした。
TRIGGERアニメってほとんどそうなんですけど、このスタートからゴールまでの道筋が第1話にみっちりと詰め込まれているんですよ。
30分、正式には24分間ですかね、その限られた尺の中にこのアニメの世界観だったり目指すべきゴールなどがこれでもかというくらい詰め込まれているにもかかわらず、視聴者は理解できないなんてことは一切なく、TRIGGERが伝えたいことがすらすらと脳内に入ってくる気持ち良さ。
これができるからTRIGGERは本当にすごい。
ホンモノの第1話とはこういうことなんだと気付かされますよ。
そして!このアニメで1番注目して欲しい、このアニメを見る上で、1番胸に刻んで欲しい言葉
「目に見えていることだけが真実ではなく、その裏に真実が隠れている」
みたいなセリフが劇中に飛び出すわけですが、この台詞はね、『BNA』全体を通して大きく響いてくる言葉になるんです。
このアニメを見ていく中で、1番特徴的だなと思ったことが一つありまして、
本当の悪が誰なのか終盤までわからない。
というものがあるんですよね。
普通のアニメなら、序盤の方にこの物語で攻略すべき悪を登場させ、クライマックスでぶちのめしていく!みたいな流れが定番なわけですが、このアニメはね、本当に終盤になるまで誰が悪なのかわからなかった!
えっそれってゴールが見えてないんじゃ...?
と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!
あなた、それって今、目に見えていることだけで語っていますよね?
そうなんです。
このアニメはね、序盤から普通のアニメ同様本当の攻略すべき悪は登場しているんです!そして!目に見えているものの裏で!真実として動いているんです!!!!!!!
これが判明するクライマックスはもうか関心の一言ですよ。
うわ!あれ伏線か!うわあれも伏線だ!みたいな展開の数々がブワーッと押し寄せてきた時には、鳥肌なんか超越して全身が震え上がるほどの面白さが私たちを襲ってきますからね。覚悟しておいてください。
それくらい、この言葉を胸にあのアニメを視聴することを強くオススメします。
んで!TRIGGERアニメを語る上で欠かせないのがなんといってもど迫力な演出!!!!!
皆さんは、うわ〜!俺今、アニメ見てるな〜!って感じることはありますか?
私はあります。TRIGGERのアニメを見ている時がそうです。
TRIGGERのアニメというものは、リアリティーとはかけ離れたど迫力なアクションシーンを次から次に展開し、アニメーションでしか表現できないような演出をこれでもかと詰め込んでいて、アニメーションの良さを最大まで引き出していることが魅力の一つだと思うんです。
いきなり腕が伸びたり腕がゴリラみたいに太くなったり、足がチーターのように筋肉質になったりみたいな。
この最高に意味が分からないと同時に、最高に面白いと感じられる演出がめちゃくちゃアニメを見ているという脳の神経的な部分に語りかけてくるところがもう最高すぎて...こういうところがTRIGGERに惚れた理由の一つでもあります。
そして、圧巻ともいえるカメラワーク。これもすごい。
アクションシーン監修に今石洋之さんが携わっているということもあり、グレンラガンやキルラキル、最近で言えばプロメアを思わせるようなこだわり抜かれたアングルとキャラの表情に生命すらをも感じさせる素晴らしきアクションシーンは必見ですよ!
そしてそして!その今石さんのコンテが最高に光り輝く回が個人的にも一番好きな回で、話数で言うと第5話!これはねえもう是非とも見て欲しい!『BNA』を見る気がなくてもこの話だけは見て欲しい!回でございます!
ざっくり説明すると、野球回になるわけですが、最高に意味が分からなく最高に面白いに語りかけてくる演出と、今石さんのど迫力な絵コンテが最高にマッチしてて、これぞTRIGGERの真骨頂だ!と言わんばかりの圧倒的な面白いが押し寄せてくる素晴らしい回。
これはねえ、全12話の中で1番好きな回と言っても過言ではないほど強く印象に残っている回で、今後アニメの歴史を語る上で外せなくなる回になること間違いなしだと思っているのでこの話だけは本当に全人類に見て欲しいです!
ここまで長々と語っててあれですが、最初に言った通り、語っても語っても語り切れないほどの魅力がこのアニメには詰まっていて、多分全部描こうとすると朝までかかってしまいそうなのでそろそろまとめたいと思います。
1話から、圧倒的テンポの良さと共に、説明セリフなんかなくとも視聴者にこのアニメで伝えたいことなどをみっちりと詰め込みまくり、更に伏線も1話から撒き撒きで、それがノリと勢いと共に回収され出す終盤は爽快の一言。
そして更に、1話から説明セリフ無しで、伝えたいことなどを画面に強調されたり、台詞などに盛り込まれていたりしてきた表面の部分と、その裏側で確実に動き続けている真実。
この全てが噛み合う最終回を見終わると、無意識に涙を流しながらスタンディングオベーションしてしまっているという、神アニメにしかなし得ない素晴らしきストーリー。いやぁ、素晴らしいの一言。
我々はこうして、TRIGGERが生み出し続ける伝説をリアルタイムで見届け続けられる現代に生まれ、生きていることを感謝しなくてはならないと再認識できること間違いなしのこのアニメ!
見てみようとか見ないとかそんなこと言ってる場合ですか!?
見るんですよ!!!見る選択肢しかあなたには残されてないんですよ!!!!!!!
さぁ!見届けるのです!この伝説を!
そして、生きている間は誇り続けるのです!
TRIGGERがアニメを作り続けている、そんな素晴らしい現代で私たちは同じ時を過ごしたんだと!
ありがとう!TRIGGER!
大好きだ!TRIGGER!
では、皆さん。
良き獣人たれ...🙏