『IDOLY PRIDE』
オススメ度 C+
あらすじ
星見高校に通う牧野航平は、ある日同級生の長瀬麻奈から、これからアイドル活動を始める自分のマネージャーをやってほしいと頼まれる。新人アイドルとしてデビューした麻奈は、アイドルの実力をAIで判定しランキング化したVENUSプログラムで、次々とランクを上げていく。そんな麻奈を裏方として支え続ける牧野。だが麻奈が出場する「NEXT VENUSグランプリ」の決勝戦当日……、厚く暗い雲が空を覆っていた。
引用元:EPISODE:1 | STORY | TVアニメ「IDOLY PRIDE」公式サイト
© 2019 Project IDOLY PRIDE/星見プロダクション
どうも!アイドルアニメ大好きレビュー!
れおぱるレビューです!!
はい。
怒ってます。
めちゃくちゃ期待を寄せてたからこそ、このお粗末な内容に怒ってますよ私は。
まずね、第1話。
1人のトップアイドルがVENUSプログラムの決勝を目前に事故に巻き込まれ亡くなってしまい、皮肉にも伝説のアイドルとなってしまった2年後、その伝説のアイドルがマネージャーの元に幽霊となって現れるという内容でしたが、
面白い!
放送前から普通じゃないアイドルアニメであると散々謳ってたアニメだけあって、1話の引き寄せ方は目を見張るものがありましたね。
私はね、この1話を見てこのアニメの勝利を確信したわけだったんですが...
なんとこの1話がピークになってしまうんですねぇ...
というのも、このアニメの肝である幽霊麻奈ちゃんがいつまで経っても活躍しないどころか、幽霊が見えない妹から何故か逃げ続け、グループにちょっとした問題が起きても傍観者を決め込むという存在意義の無さが際立ってたんですよね。
伝説のアイドルが幽霊としてマネージャーの元に君臨してる以上、我々が求めてるのは、へっぽこマネージャー牧野やアイドルとしての道がわからなくなってる後輩達に助言したりして向くべき方向を1つに絞ってくれる存在として立ち続けてくれることだったんですけど、それに1ミリもかすろうとしないですからね。逆にすごいですよほんと。
ここまで幽霊という特殊設定を活かせないものかね!?と毎回毎回言いたくなるような扱い方で最終的に笑いが出てきますからね。
唯一活躍したのは9話でしたが、完全に熱が冷めきってからの活躍だったので特に言葉にも響かず...
とにかく幽霊を活かせなかったのが最大の敗因だと考えます。
そして、何よりお粗末だなと感じたのは浅さ。
もう、何もかもが浅い。
キャラの掘り下げも小手先だけでの掘り下げで干潟かと思うくらい浅くて、キャラの掘り下げが全然できてない為、キャラ同士の掛け合いも面白くもクソもない。
そして、序盤に一気にグループを作ればいいものを5話までちょこまかと新キャラを導入するので物語も一向に進む気配がないどころか、キャラの掘り下げに費やす時間が新キャラ導入で削がれるという致命的なペース配分で本当に浅い。
結果、登場人物全員の魅力を引き出せていないので、全員上手く活かせず、誰一人印象的なキャラがいないという浅さで最終回まで来たので何も響きませんでしたね。
そしてもう一つ。
アイドルアニメの肝と言えば、ステージに立つまでに裏で起こってるドラマにあるわけですが、これも浅い。
結局何がやりたかったの?と言いたくなるような浅いストーリーの連続なので、いくら本番で輝きまくろうが全く感動しない負の連鎖が発生してしまっていて、ライブの結果がどうでも良すぎるという最悪の感情が渦巻いてしまったことが非常に残念でした。
放送前から、普通じゃないアイドルアニメだと自分でハードルを馬鹿みたいに上げたにもかかわらず、蓋を開けて見るとハードルの遥か下を行くクソアニメだったのでそりゃ怒りますよ。
ハードルを上げてなかったら普通のアイドルアニメとして穏やかに見れ、傑作アニメで終わっていた可能性があるだけに、煽り文句が裏目に出てしまった感が否めませんね。
ただ、悪いところばかりではなく、ライブシーンは気合い入りまくりでめちゃくちゃ見応えがあるのが唯一の救い。
特に思い入れのあるキャラクターはいないにも関わらず、手描きのライブシーンは絶対に見逃せない!と思えるほどの出来でしたからね。
ここだけは良かったと思います。
何から何までお粗末すぎて最終的に笑いが込み上げてくるようなアニメでしたが、近々配信開始されるアプリでは、この物語のその先を描いてるみたいなので、アプリは気になってんだよな!って方は必見です!!!たぶん!!!!!