れおぱるレビュー

『戦翼のシグルドリーヴァ』

オススメ度 B

 

あらすじのシグルドリーヴァ

 

突如として世界に出現した敵性存在・ピラー。その打倒のため、神は戦乙女、ワルキューレを人類に遣わした。
それから5年、各地でピラーとの戦争が続く中、日本の館山基地にひとりの戦乙女が転属された。世界に9人しかいない精鋭――ネームドワルキューレのひとり、クラウディア・ブラフォード。生真面目な彼女は、いろいろな意味で常識外の館山基地と、そこで出会った3名の問題児な戦乙女たちに戸惑いを隠せず……。

「ここ、南国系リゾート基地ってのが売りだから!」

引用元:STORY | オリジナルアニメーション「戦翼のシグルドリーヴァ」公式サイト

©戦翼倶楽部/909整備補給隊

 

どうも!シグルドリーヴァって声に出して言いたくなりますよね!

れおぱるレビューです!!

 

細かい設定などは説明するのが面倒なので、公式サイトなどを除いて欲しいわけですが、簡単に言うと、人類最後の希望、戦乙女とピラーと呼ばれる謎の敵が戦うお話でしたね。

最近よくある空戦もので、本作はどんな違いを見せてくれるのだろうとワクワクしながら見てたわけですが、結論から言います。

よくわかりませんでした!

てへっ☆みたいなノリで言ってしまいましたが、本当によくわからなかったんですよね。

4話までは最近よくある空戦物のように、ストーリーの軸もしっかりして、わちゃわちゃも欠かすことはなく、肝心の空戦描写も良い!と言う感じだったんですが、それから敵の事情が複雑すぎて全然頭に入って来ず、気が付けば終わっていた。そんな印象でしたね。

多分ね、尺が全然足りないと思うんですよこのアニメ。

こう、欲しいところが語られていなくて掘り下げが充分じゃないまま強引に進められた、そんな感じがしましたね。

もっと情報をちゃんと掘り下げて、明らかとなった新たな敵を倒しにいく。そんな物語だったらもっと楽しめたと思います。

あと、敵が複雑すぎるのも個人的には求めていませんでしたね。

今期でいうところの、『ストライクウィッチーズ』のように、何も喋らないネウロイのような単純明快な敵であれば敵の掘り下げも不要なので、主人公サイドの掘り下げが馬鹿みたいにできるわけなんですけど、敵側を複雑にしてしまったせいでどちらの掘り下げも中途半端なところまでしかできなかった。そんな印象しかありませんでした。

 

ただ、悪いところばかりではありませんよ!

1話で館山基地に配属されるクラウディアは、どんな戦場でも1人だけ生き残ることから死神と恐れられていて、館山基地に馴染めるだろうか...みんなを不安にしてしまいまた1人だけ生き残るのではないだろうかと心配するんですが、館山基地の暖かさに触れ、いつしか自分が帰る場所が館山基地になっている描写は尊さしかなく、泣けます。

そして、萌えに振りまくったキャラ立ちの良さ。

主要なキャラ全員がなんともかわいらしく、戦闘になると凛々しく戦う姿は萌えそのもので、癒される事間違いなしですよ!

 

文句ばかりになってしまいましたが、空戦描写や、戦乙女達の心理描写などはちゃんと書き込まれており見応えがありました。

ただ、先ほども言った通り、ストーリー自体は賛否が分かれる内容なので、気をつけた方がいいと思います。

一体、意味ありげなEDはストーリーのどこら辺に繋がっていたのか?

4話のギャグ回をやっている暇があるならなぜもっと早くストーリーの掘り下げを行わなかったのか?

そもそも、シグルドリーヴァとはなんなのか...

謎は尽きませんね...