れおぱるレビュー

『いわかける! -Sport Climbing Girls-』

オススメ度 B

 

あらすじ!

 

高校に入学し、部活を探していた笠原好(このみ)が、校内にあるクライミングウォールに興味を惹かれ近づくと、そこにいたのは、女子スポーツクライミング部の上原隼(じゅん)!好は、クライミング部への入部を懸けて、隼と勝負することに!

引用元:TVアニメ「いわかける!- Sport Climbing Girls -」公式サイト

©石坂リューダイ・サイコミ / 花宮女子クライミング部応援団

 

どうも!知らないスポーツをアニメで知って、そのスポーツでアツくなれる事はほんと最高だと思いませんか?

れおぱるレビューです!!!!

 

というわけで、来ましたよ皆さん。

知らないスポーツでアツくなる時間ですよ!

本作はボルダリングというスポーツを取り扱った作品で、私自身、このスポーツの存在は知ってる程度の知識から見始めたんですけどね、まぁアツくなれました。

この競技はどういうところに着目して見ればいいのかとか、どこで興奮すればいいのかなど、ちゃんと描かれてるので試合描写で盛り上がれる事間違いなしですよ!!

これからボルダリングを日常生活で目にする時もこのアニメのおかげで盛り上がれるようになっちゃったりもしますね!!

 

そして!我々の大好物であるスポ根が描かれてるのもありがたいですよねー!!

スポ根と言えば、誰よりも強くなるために努力したり、様々な問題にぶち当たる度、仲間と共にそれを乗り越えたり、ライバルからの助言でさらに強い自分になってお互いを高め合ったりととにかくアツいのが最高ですよね。

このアニメもその要素、もちろんあります!ありまくります!!

文字通り、問題となる壁が直接自分の前に現れそれを乗り越えていかなきゃならないですし、その壁を仲間と共に登り切った時とかなどは無限に盛り上がることができますよ!

そして!なんといってもライバルの存在。

これがアチアチを加速させるんですよね!!!

敵であるため、主人公を貶めようとしてきたり、主人公が本当に困っている時は手を差し伸べたりと、スポ根で見たいものがこれでもかというほど詰まっていたので、楽しめますよ〜!!!

 

ただ、ただね、どうしても言いたいことがあります。

テンポが速すぎる。

テンポが異常に速いのがちょっと難点なんですよねこのアニメ。

先ほど話した通り、スポ根に求めているものがほぼ全て描かれているのはいいんですけど、全てを描こうとしすぎていて全体的に駆け足になってるのがちょっと残念だなと思っちゃいましたね。

特にさん感じたのは数多くの敵キャラが存在していたのにろくに掘り下げができていなかったところ。

記憶に新しいのでいうと、昨年放送された『ライフル・イズ・ビューティフル』では、敵キャラ掘り下げをしっかり行なった上で敵として主人公たちの前に君臨しそれを倒していくという構図が物語の面白さに拍車をかけていたわけですが、本作はその辺が駆け足すぎて軽い感じになってしまっていましたね。

今思い返しても、敵キャラは変な口癖を持った変人だということしか印象にないですし、主人公が倒していった敵キャラにも全く思い入れがないまま退場しちゃったなみたいな感想しか湧かないのは本当に残念です。

そしてもう一つ、このボルダリングという競技は、3つ(リード、ボルダリング、スピード)に分類されるらしいんですけど、その中のボルダリングしか深く掘り下げれてないのはちょっとな...という感じがします。

物語の後半で3つとも極めなければな目標である全国一位にはなれないという壁にぶち当たるんですが、ボルダリング以外の2つを十分に掘り下げできていなかったため、主人公の努力が結びついて勝ち取った!!とかそういう感動が湧かなかったのは残念かなと思います。

と、とにかく全体的に駆け足だったのでオススメ度は低く設定しましたということです。

 

それじゃ、まとめます。

バチバチにアツいスポ根で、今まで知らなかったボルダリングという競技のアツさを我々に教えてくれる本作。

己の身体一つで戦うスポーツなので、筋肉描写だったり、登っている最中の心境の変化だったりとアツくなれる要素が盛り沢山で毎週楽しめ、スポ根で見たいものがほぼ全部見れたので非常に満足のいく面白い出来でしたが、全体的に駆け足で掘り下げて欲しいところを掘り下げてくれないなどちょっとだけ問題がありました。

ですが、毎回毎回丁寧なスポ根をやってくれる事は事実なので、オススメできますよ〜!!!

挫折と復活を繰り返し、成長を遂げていく主人公を見届けてあげましょう!

レッツ!クライム!!!!