れおぱるレビュー

『ゴールデンカムイ 第三期』

オススメ度 SS

 

あらすじッ!

 

アシㇼパを連れ去ったキロランケたちを追い、樺太にたどり着いた杉元ら先遣隊一行。荷物に隠れていたチカパシとアイヌ犬のリュウが一行に加わる想定外の出来事に驚きつつ、周辺での聞き込みを開始する。幸先よくアシㇼパらしき女の子の情報を得た一行は、少女が向かったという森へ。だが、そこにいたのはアシㇼパではなく樺太アイヌの女の子だった。そんな中、杉元らの前にイタチ科最大級の猛獣・クズリが出現し、襲いかかるッ!
 俊敏なクズリに苦戦する杉元たちだが、そこに少女のヘンケ(祖父)が犬ぞりで駆けつける。一行は犬ぞりに乗り込んで難を逃れ、そのまま彼らの村で世話になることに。エノノカと名乗った少女の話では、アシㇼパたちはロシア人の村へ向かったという。
 翌日、エノノカたちに犬ぞりで目的地まで運んでもらった一行は、到着早々厄介事に巻き込まれる。犬を盗まれた挙げ句、取り戻すためにロシアの伝統競技・スチェンカに出なくてはならなくなったのだ。その試合会場には、キロランケたちが探していた刺青の脱獄囚もやって来るかもしれないという。強者としか戦わないという脱獄囚を引きずり出すべく、杉元たちは試合で見事な勝利を収めるが……。

引用元:STORY -TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト-

©野田サトル集英社ゴールデンカムイ製作委員会

 

どうもッ!

ヒンナ!ヒンナ!チタタプ!チタタプ!

れおぱるレビューですッ!

 

18年春・秋に放送された『ゴールデンカムイ』の続編です。

第一期第二期では、最終的に金塊のありかを知るウイルクに接触できましたが、ウイルクが杉元共々撃ち殺されてしまい、キロランケがアシリパ樺太へ連れ去ったことから、アシリパを取り返すために樺太に杉元が上陸するところから第三期が始まったわけですが...

いやぁ!面白かった!

ゴールデンカムイ』ってなんであんなに馬鹿みたいに面白いんでしょうね。

金塊を狙う人たちの目的はバラッバラで、それぞれが自分の利益があるように動いているにも関わらず、意外なところでその人達の人生が噛み合ったりする瞬間があるのがたまらなく面白いですよね。

あと、相変わらずのキャラの濃さ。

樺太編に入り激化を極める金塊争奪戦のストーリーが馬鹿みたいに面白いのにも関わらず、それに負けない、いや、勝るレベルのキャラの濃さは相変わらずでしたね。

普通、どちらかが強ければ面白い!と我々は思うわけですが、この作品はその要素を両立させているので、面白さを超越してるんだと思います。

 

そして!第三期でこれだけは語らなくてはならないところ、尾形の過去ですよね。

第二期でも断片的に語られていた尾形のですが、第三期でも唐突に断片的に尾形の過去、が語られるところがあるんです。

私は、なんだよ急に!面白いから別にいいけどみたいな感覚で尾形の過去を見ていたわけですが、この過去話がねえ...伏線だったわけですよ。

詳しく語るとネタバレになるので言えませんが、第三期の最も重要なシーンで尾形の過去が繋がる瞬間があって、思わずあの時の話だ!!!!って叫んでしまうレベルでアツい回収でしたねえ...

これだからゴールデンカムイは最高なんだ!と飛び跳ねたくなりますよ。

 

第三期の語りたいところ、あともう一つ。

キャラの新たな一面や深みを見ることができる。

これはね、ヒンナですよ。

具体的に言うと、鯉登少尉と月島軍曹。

第二期を見たまでの段階では、鹿児島弁と鶴見中尉の側近みたいなイメージしかなかったんですけど、樺太編でこのイメージが大きく変わりましたねえ...

2人ともとにかく尊すぎる。

ギャグパートなんかでは2人は親子のようにわちゃわちゃやってますし、真面目なパートでは上官と部下のアツい絆で結ばれていますしとにかく尊すぎました。

この2人の新たな一面に触れられただけでも、第三期は本当に素晴らしいものだったと言えるほどのレベルで尊いので、まだ第1期すら見てない人は早くまた方がいいですよ。

とロシア語で伝えろ月島軍曹ッ!

 

そしてそして、肝心の本筋。

キロランケはアシリパに託された暗号を解くためのキーワードを導き出すためにキロランケとウイルクの故郷である樺太を訪れるわけですが、この地で新たに発覚するキロランケとウイルクの過去、ロシアとの繋がり、その2人の過去と交わっていた鶴見中尉などなど...相変わらずワクワクしかさせてくれないストーリーは健在で、30分なんか一瞬で毎回過ぎてしまいましたね。

毎回次は??次はどうなるの!?!?という感情に浸らせてくれるのはそうそうできることではないと思うので、そう言う気持ちにさせてくれる本作は本当にすごいんだなと改めて実感しました。

いやぁ、面白い。

 

文章がとっ散らかってきたのでまとめますよ。

2018年に私たちを無限にアツくさせてくれた『ゴールデンカムイ』の面白さは健在で、それぞれの思惑がひしめき合い、刻一刻と変わる勢力図は我々の面白いという感情を鷲掴みにして離してくれません。

あと、ゴールデンカムイといえば、ギャグをやるところはとことんギャグをやってくれる安心感。

ギャグ回となると前回まで緊張感漂う話をしていたのに全キャラが馬鹿になって暴れ回ったりしてくれ、全力で笑わせにくるところがもう本当最高です。

何気ない会話が伏線になっていたり、断片的に語られていた過去が一気に繋がり出したりと、第三期でしか味わえないような面白さも追加されてるので是非!!!

 

正直、『ゴールデンカムイ』を第1期から見てたら絶対に第三期を見るので、そんな人はこのレビューを見る必要はありませんが、

問題はまだ1期すら見ていないそこのお前だッ!!!!!!!

絵が男臭すぎるとかそんなこと言ってる場合じゃねえぞ!!!!!!!!

面白さにぶん殴られ、無性に全裸になりたくなるようなこんなアニメを見ないなんでありえねえんだ!!!!!!

今すぐ見てくれ!!!!!!!

と、ロシア語で伝えろ月島軍曹ッ!!!!!!!

 

第二期はここだとロシア語で伝えろ月島軍曹ッ!↓

『ゴールデンカムイ 第二期』