れおぱるレビュー

『天晴爛漫!』

オススメ度 B+

 

あらすじ

 

ときは明治、日本のある港町。半月一刀流道場の師範代・小雨は、カラクリの天才で、キテレツなものを作り出しては実験と称して破天荒な振る舞いを繰り返している空乃屋の次男坊・天晴のお目付役を命じられる。一方、天晴は上級役人の怒りをかって入れられていた牢から勝手に抜け出し、無断で家に帰ってしまう。小雨は、かつて奇妙な武器で打ち負かされた因縁はあろうと、捕まれば打ち首になるかもしれない天晴のことを放ってはおけなかった。だが、天晴の蔵からつながる洞窟で見たものは……。

引用元:ストーリー | オリジナルアニメ「天晴爛漫!」公式サイト

©2020 KADOKAWA/P.A.WORKS/天晴製作委員会

 

どうも!春に中断して夏に帰ってきたアニメ第3弾!小雨爛m...天晴爛漫!のお時間です!

れおぱるレビューです!!!!

 

ということで早速本題。

日本で幾多のからくりを発明し、お偉いさんに迷惑をかけたとのことで牢屋に入れられたが、そのまま自分で鍵を開け、脱獄し、自分の船で旅立とうとしたところ、教育係の小雨がついてきてそのまま遭難し、アメリカの船に拾われ、いろいろあってアメリカで大陸横断レースに参加する。という内容でした。

で、このストーリーから予想するに、レース中にいろんなことが起きていくロードムービー的な事をやるんだろうなぁみたいな感じで見てたんですけど、全く違いましたw

まずね、レースに入るまでがすごく長いんですよこのアニメ。

その前置きが必要か不必要かと考えると必要になるんですがね、とにかく前置きが長く、いざレースが始まるとロードムービーどころではなく西部劇が始まるという裏切られた感もありましたが、このアニメね、面白いんです。

 

主人公の天晴は超合理的で、計算で答えを導き出そうとするタイプの人間なんですが、様々な人と出会い、レースを行なっていく中で、人間の心が芽生え最後には感情に揺さぶられるようになるという成長の物語なんですねぇ!!!

そして、なんと言っても外せないのが小雨という存在。

とにかく日本に帰るために奮闘し続けるわけですが、まずは天晴の面倒を見ないと日本には帰れないために天晴に尽くしまくったりするんですけど、それが功を成して天晴に気持ちが伝わり、天晴も小雨なしではダメだと言うまでになる関係性が尊い事この上ありませんでした。

 

そして、不可能を可能に変える物語でもあります。

なぜそれは不可能なんだ?やってみなくちゃわからないだろ!という精神の元、どんなに馬鹿にされようと己の道を貫き通して、可能へと変えていくストーリーはやっぱりアツかった!

やっぱこういうのっていいですよね!

普段簡単に諦めてしまう我々だからこそ刺さるものがある気がして、心が突き動かされそうになりましたよ。

 

最近調子が悪かったP.A.制作のオリジナルアニメですが、この『天晴爛漫!』で調子を取り戻したような気がして、私は非常に嬉しい気持ちになりました。

おかえり!P.A.!と叫ぶ事間違いなしですよ?

正直いうと、キャラが濃すぎて掘り下げが間に合ってない状態なので、2クールくらいの枠でじっくりやって欲しかった感は否めませんが、アツいストーリーは確かにここにあるので、見てみてはいかがでしょう!?

 

さぁ!準備はいいですか!

小雨爛漫!はじまりますy