れおぱるレビュー

『球詠』

オススメ度 A-

 

あらすじ

 

新越谷高校に入学した武田詠深は、隣の席で野球好きの川口芳乃、その双子の姉・息吹と仲良くなる。詠深が中学の時ピッチャーだったことを知り、芳乃はすぐに食いつくが、詠深自身は高校では野球から離れようとしていた。ところが入学式の後、幼馴染の山崎珠姫と再会。強豪チームの捕手だった珠姫とキャッチボールを始めると、やがて詠深は封印していた“あの球”を珠姫に投げ込む。

引用元:TVアニメ「球詠」公式サイト

©マウンテンプクイチ・芳文社/新越谷高校女子野球部

 

どうも!本職は外野手ですけど、実はショート以外なら全ての守備位置を守ったことがあります!

れおぱるレビューです!

 

某コロナの影響でNPBの開幕が6月からという波乱のシーズンを迎え、今まさに私たちの元に野球が帰ってきて一球一球いろんな感情を抱きながら画面に喰らい付いている今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

私ですか?

私はね...素晴らしい野球アニメに出会えて感激しております!!!!!!!

というのも、この『球詠』。それはそれは素晴らしい野球を私たちに見せつけてくれましたよ!!!

あっ!野球のことで頭がいっぱいになって恒例の挨拶をし忘れてました!

どうも!きららアニメに甘い!チョコぐらい甘い!でお馴染み、

れおぱるレビューです!

危なかった...きらら枠の挨拶を忘れるところでした...

 

気を取り直して、球詠のレビューいきましょー!w

先ほど言った『球詠』の素晴らしい野球から触れていきますね!

まず、女の子×野球で記憶に新しいのは19年春に放送された『八月のシンデレラナイン』ですよね。

あれは素晴らしかったですよね。

野球を知っている人にも知らない人にも、野球の楽しさを教えてくれる素晴らしいアニメでした。

そんな『ハチナイ』が野球の楽しさを教えてくれるアニメとするならば、この『球詠』は、野球の深い楽しみ方を教えてくれるアニメになります。

その理由として、1番最初にあげたいのがなんといっても戦略ですよ。

野球アニメでよくありがちな、「ここは俺が!気合で!ホームランじゃああああああい!」みたいな、気合でゴリ押しして試合に勝つ描写なんか結構見たことがあると思うんですが、この『球詠』は違いましたね。

まずは試合前に事前準備として相手チームのことを徹底的に分析しはじめ、データを元に攻略法と戦術を考えていくという、素晴らしき現代野球っぽさ。

そして、試合中は事前に立てた戦術を生かしつつ、試合中に生まれる流れを完璧に引き寄せるために様々な戦術を繰り出していく感じも現代野球みに溢れててもう最高の一言。

そして!普通のアニメならダイジェストで流しちゃうような凡退回なんかも、一球一球みっちりと描きあげ、配球の大切さをこれでもかと語りあげていますので、そこにも注目。

とにかく一つ一つの準備や一球一球の大切さ、ワンプレーワンプレーがどう試合に影響するかなどを事細かに描いていて、気合でゴリ押しとはかけ離れた素晴らしき現代野球をみっちり描いていますので、

『ハチナイ』が野球未経験者にもわかる野球の素晴らしさを教えてくれるアニメならば、『球詠』は野球経験者が一緒に考え、作戦が成功したら一緒に喜びたくなるような、経験者が楽しめる、経験者にさらに深い野球を教えてくれるアニメでしたね!

 

あと、戦術の素晴らしさも上記にある通りなんですけども、個々の能力にフォーカスを当てるところも素晴らしい。

停部期間が明け誰もいなくなった野球部に1年生の野球好きが集結して新野球部を立ち上げるところから話が進んでいくわけですが、最初の方はチーム出来立てということで、試合は行えずに個々がもつ能力をみっちり描いていくんですがね、これが後々の戦略に大きく響いてくるわけなんですよ。

練習である程度の実力が判明し、練習試合などでどこまでが実戦向きなのかを確認し、何度も何度も戦略を立て直していく後半に繋がるというストーリー構成の良さ!いやぁ!素晴らしい!と手を叩きたくなるような出来で、話数を重ねるごとに面白さが増していきますからねぇ!見逃せませんよ!

 

ただ、ここまでベタ褒めですが、一つだけ欠点がありまして...

作画が酷いのなんの!

きららアニメにあるまじき作画だろ!って見始めた当初は私でもブチギレるレベルで酷い作画で、試合が始まるとCG作画でASIMOみたいな動きを全員がしだして見てられねえ...ともなってしまったのが非常に残念でした...

た!だ!

ストーリーの良さに気付きだすとそんな作画でもどうでも良くなってしまうほどの素晴らしきものが待ち受けていますので、期待してもらって良いですよ〜!

 

1話時点の感想で、「ハチナイと比べて爽やかさが足りない」「きららアニメがこんな出来なんて許さない」などと散々文句を言ってきた私ですが、物語中盤で『球詠』の持つ、野球の深い面白さと、圧倒的な尊みに気付かされ、最終的には大好きになったアニメでした。

『ハチナイ』と比べて〜とか偉そうなことを言ってきていますが、このアニメはね、その辺の野球アニメと比べてはいけません!

『球詠』は『球詠』だけしか持ち合わせていない面白さを確実に持っていますし、実際超面白く、戦略が試合にうまく噛み合って勝利を掴み取るシーンとか泣けるほどアツいアニメなのでね、もう超おすすめです。

わちゃわちゃもちゃんとありますし、きららアニメ特有の尊さ溢れる百合もちゃんとあります!

見ない選択肢なんてありません!

このアニメを見て、野球の深い!深い!面白みを知って、さらに野球のことを好きになり、このアニメも大好きになりましょう!!!!

 

さぁ!野球の時間ですよーーーーー!!!!!

プレイボーーーーーール!w

 

 

え?野球未経験?

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『八月のシンデレラナイン』