れおぱるレビュー

『神之塔 -Tower of God-』

オススメ度 B

 

Arasuji of God

 

少女は、星が見たいと願った。
少年は、彼女と一緒に居たいと願った。
全てと引き換えにしてでも、望むものとは何か。
生き残る力を持つ者だけが、塔の頂上でそれを手にする。

引用元:STORY|TVアニメ『神之塔 -Tower of God-』

©Tower of God Animation Partners

 

どうも!私が望むものは愛の溢れる文章を書く力!

れおぱるレビューです!

 

というわけで、よくわからないアニメでしたね。

序盤から説明が最低限に留まりすぎていて、で?目的は...?みたいな感じでこのアニメの目指すべきゴールがはっきりと見えない。というイメージが終始あった気がします。

後、私は原作未読なんですけども、原作未読でもわかるくらい尺が足りなかった!

ぶっちゃけてしまうと、最終回でこのアニメが目指す本当の目的が示され、俺たたENDで終わってしまうわけですが、明らかにここからの方が本編だろ!面白いだろ!とツッコミたくなるような中途半端なところで終わり、煮え切らない感情が無限に湧いて来たのが残念でした。

そして、尺が足りない事でもう一つ言うとするならば、掘り下げも最低限すぎる!

この作品はいろんな個性あふれるキャラ達が出てきて戦ったりわちゃり散らかしたりして結束を深めていくわけですが、掘り下げという掘り下げをせずに淡々と進んでいくので、感情移入がしにくいのなんの!

このキャラもう少し深く1話くらい使って掘り下げたら更に最高なキャラになって大好きになってただろうに...と思ってしまうことが多々あって惜しいな...!と思いました。

 

ただ!開幕から残念な部分に触れて来ましたが、このアニメにもちゃんと良いところがいっぱいありますよ!

まずは何と言っても作画ですよね!

制作会社のテレコム・アニメーションフィルムといえば、最近で言うと『ルパン三世』でお馴染みで、圧巻ともいえる綺麗すぎる作画は視聴者を魅了しまくります。

まるで漫画とかの扉絵がそのまま動き出しているような作画はとにかく必見なので、この際に是非触れてみてはいかがでしょう?

 

そしてそして!

先ほどちょっとだけ触れたわちゃり散らかし

これはもう素晴らしいですよ。

初めのうちはみんなライバルで全員殺してやるぜ!みたいな感じでバチバチだった?関係性なんですが、塔を登る為の試験を経ていく中で、同じ試験を受けるもの達としてかけがえのない絆が結ばれ、確かなものが生まれていって、わちゃわちゃする感じがねえ、響きましたよね!心に!

このレビューで何度も何度も口にして来たわちゃわちゃの重要性。

このアニメはそれはそれは素晴らしいわちゃわちゃを見せてくれるので、尊身に触れられること間違いなしですよ!

 

まとめ

ストーリーは、このアニメが目指すべきゴールに向かう道を掴めそうで掴めないという感じがわりと長い間続き、惜しい!後ちょっとで掴めるのに!みたいな感じがずっとあるので、そういうのが苦手な方には合わないかもしれませんが、主人公・夜を中心として、様々な目的を持って塔を登るために集まった人たちが、そのバラバラだった目的を一つにまとめ出して結束していく様は面白みを感じてすごく良かったと思います。

決して面白くないわけではないです。

ないんですけど、後一歩足りないかな。惜しい。みたいな感想が先行しちゃうのが非常にネックですが、最終回で本番が動き出す感じを見せられると続編を期待しちゃうほど続きが気にアニメになっておりますので、どうでしょう?

 

この締め方でどうでしょう?と問うのに少々強引感を感じてしまったのはここだけの話にしておきますw