れおぱるレビュー

『八男って、それはないでしょう!』

オススメ度 B

 

あらすじって、それはないでしょう!

 

商社勤めのサラリーマン・一宮信吾がうたた寝から目覚めると、 見知らぬ世界でバウマイスター家という貴族の息子・ヴェンデリン(ヴェル)という名の 5歳児になっていた。 戸惑いつつも、一先ず貴族の息子であれば食べるに困らないと安心するが、 実は僻地の貧乏貴族の八男である事実を知り――。

引用元:第1話 | TVアニメ「八男って、それはないでしょう!」公式サイト

©Y.A/MFブックス/「八男って、それはないでしょう! 」製作委員会

 

朝にレビューを書くのが初めてすぎて頭が働かないって、それはないでしょう!

れおぱるレビューです!

 

やってきました!今期のなろう枠!!!!

昨今、いろんななろう枠に触れてきた私たちは、なろう作品というものの素晴らしさに触れ続け、なろう枠に求めていることが確立してきていますが、なんといってもなろう枠の素晴らしさといえば、

作者の性癖が描かれているかどうか

ですよね。

私はね、もうなろうアニメを見る際はそこに重点を置いていますので、そこをメインに取り扱いつつ、レビューを書いていきますね。

 

まず、作者の性癖についてですが...

素晴らしかった!!!!

なろうの典型例と言っても過言ではない、無自覚に強く、それでいて周りに振り回され、とほほ...となってしまう主人公は満点に等しく、なろうに求められていることがなんたるかをしっかりと理解した素晴らしい主人公だったと思います。

そして!なんと言ってもいつのまにか出来上がってしまうハーレムも限りなく満点に近い!!!!

ということで、限りなく正解に近い、なろう枠に求められている性癖を携えているわけですが、評価自体はまぁ低いんですよね。

その理由として、何を隠そうメインテーマが面白くなかったことが性癖を上手く活かせず惜しい形になってしまったなぁとちょっと残念だったところにあります。

 

まず、貧乏貴族の八男に転生して、魔法の才能を見出されて物語が進んでいくわけですが、導入部分が近年でいうところの孫やチー太郎に近しいものを感じ、無駄に真面目に進んでいってしまう感じがなんというか、あまり面白いものではなく、つまんないという感情が先行していたのがねぇ、後々大きく響きましたよね。

中盤で冒険者学校に通い、そこからはなろうに求められていることを全て詰め込んだかのような物語を展開し、一気に盛り返していくわけですが、終盤で序盤で扱っていた貴族の問題と御家騒動問題を解決するために物語が動き出していくのが物語的には順当な流れなんですが、なんていうか、少なくとも私が求めていることはそこにはなく、全体的に惜しい感じだなぁとなってしまったことが評価が低くなったポイントですね。

 

ただ、中盤のわちゃわちゃは非常に素晴らしいもので、出会ってすぐに婚約してしまったり、パーティメンバーが主人公の家臣や側室を目指すようになったり、主人公のピンチに婚約者がこれは魔法です!とキスをし始めたりと、性癖と妄想がみっちり詰まっていて、素晴らしさと可能性を感じる出来になっているので、そこだけは必見ですよ!!!!!

 

いやぁ、それにしてもなろう作品っていろんな可能性を秘めていて、ほんと素晴らしいと思いませんか?

私はね、最近なろう作品が大好きになってきていて、どんな内容であろうがその作品の素晴らしいところを一生語りたくなってしまうような身体にされてしまっているので、今後どんどんアニメ化されるであろう、なろう作品にも期待しています!

さぁ!なろう作品だからって避けている場合ではありませんよ!

これを機になろう枠に触れてみましょう!とてつもない可能性があなたを待ち受けていますよ!!!