れおぱるレビュー

『地縛少年花子くん』

オススメ度 B

 

あらすじ

 

かもめ学園高等部1年生の八尋寧々は、学園に伝わるとある噂話を耳にする。
大切なものと引き替えに願いを叶えてくれるという『トイレの花子さん』。
どうしても叶えたい願いのある寧々は、旧校舎の女子トイレで花子さんを呼び出す。
だが、現れたのは男の子の幽霊で!?

引用元:あらすじ|TVアニメ「地縛少年花子くん」公式ホームページ|TBSテレビ

©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

 

どうも!CV:鬼頭明里キャラには目がないレビュー

れおぱるレビューです!

 

学校一のイケメンを振り向かせるため、なんでも願いを叶えてくれるというトイレの花子さんの元に訪れた女の子が色々な怪異達が巻き起こす事件に振り回されていく...!という物語でした。

 

このアニメ、基本的にミステリアスな雰囲気が漂っているのにもかかわらず、コミカルな描写が多く、非常に見やすいってイメージがありますね。

ミステリアスとコミカルが共存しているという摩訶不思議な空間を作り出しているので、なんとも不思議な気分でアニメを見れちゃいますよ!

 

人々の噂によって元々の性格と全く異なる怪異になってしまった怪異達を救う話や、学校の暴走する七不思議達を花子くんとともに抑えていく物語が基本の流れになっていましたね。

七不思議達の話は物語の肝に繋がっているという事で、特に気合が入っていた印象です。

特に印象に残っているのは第3話と第4話に跨って語られる岬階段の話。

あれは泣きましたね。

もうね、七不思議の回想が卑怯ったらありゃしない!あんなの泣くに決まってますよ!この話で一気にこのアニメが好きになっていたレベルですからね。オススメですよ。

 

ただ、ただね、ちょっと気になる点として、コミカルとミステリアスが共存している空間だと先ほど申し上げたんですけど、それが仇となって真面目にやってほしいパートにもコミカルな部分が押し寄せてきてメリハリがない感じになっちゃってるのが非常に残念だったなあと思う点と、この物語の最大の肝である花子くんの過去に触れるだけ触れといて、結局救いがないままで終わってしまったのが残念だったなと思いました。

まぁ、原作の都合上致し方ないことではありますが、そこを期待していた面もやっぱりありますので、なんとか救ってあげて欲しかった...!といった感じです。

 

学校に住み着く怪異達は生徒の噂によって暴走するという面白いテーマを取り扱っていて、尚且つ、生き返ることのできない幽霊の未練を晴らしてあげるため色々と頑張る尊きアニメでもありますので、オススメです。

絵柄も独特で、より一層ミステリアスを引き立てていて引き込まれるので、オススメです!