れおぱるレビュー

『推しが武道館いってくれたら死ぬ』

オススメ度 SS

 

あらすじ書いてくれたら死ぬ

 

岡山で活動するアイドル『ChamJam』のメンバー・舞菜を強烈に推す女オタク・えりぴよ。バイト代の全てを貢ぎ、赤ジャージ着用でキンブレを振り続けるのは、全て推しの舞菜の尊さを全世界中に広めるため! しかし、当の舞菜はえりぴよに明らかな塩対応を繰り返していて…。

引用元:STORY | TVアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」

©平尾アウリ徳間書店/推し武道製作委員会

 

どうも!ちっちゃなグリーンあーや推し!

れおぱるレビューです!

 

最初に一言。

私はまた素晴らしいアニメに出会ってしまいました...

 

いやぁ、これまた最高なアニメでした!

1人のオタクが推しを全力で愛し、全力で貢ぎ、推しのために今日を生きていく!という物語で、アイドルのために生きるオタク達の物語なんですけど、とにかく面白かった!

まず語るべきは百合!圧倒的百合です!

主人公、えりぴよはグループ内で何故か不人気な舞菜を好きになり、現場に通い続け、握手会の時に必死で好きだという気持ちを伝えようとし、うまくいかず後悔しまくるってだけでも十分に百合の波動を感じさせるものがあるんですけど、このアニメはそれだけでは終わらせず、アイドル側である舞菜もえりぴよに日頃の感謝と好きである気持ちを伝えたいけど言い出せないという、なんとももどかしい感情を持っており、2人が話せるのは握手会という限られた時間だけなので、さらに百合みが高まっていくという感じがね、最高でしかありませんでした!

この、握手会という制度を用いた新しい百合の形はね、本当卑怯だと思いましたよね。

2人が会話する時間が限られ、2人は結局相手が何を思っているのかがわからないまま、本心を自分から言い出せなかった事を後悔するという描写、視聴者のもどかしさを増幅させ、もう早く結婚してくれ!と暴動を起こしかけるくらい素晴らしく、新しい百合の形にはスタンディングオベーション以外の何者でもありませんでしたね。

すごく面白いし、百合みを無限に感じられて最高でした。

 

そして、無限に感じる百合みと肩を並べるレベルでこのアニメを象徴するもの、ギャグです。

これは笑いましたねw

基本的にオタク達パートになるとギャグの嵐で笑えるのなんの!

アイドルに対する愛が爆発してマナーの範囲内暴走を繰り返すオタク達は必見ですよ〜!

とにかくギャグのテンポが素晴らしいので、圧倒的百合と並行して、ゲラゲラ笑いながら見てくださいね!

 

そして!その2つの要素にも引けを取らない重要な要素!アイドル達!

先ほど、このアニメはオタク達視点から見るアイドル達の物語だと申しましたけど、なんとこのアニメ、普通のアイドルアニメとしても通用しちゃうレベルでアイドルアイドルしちゃうんですよ!

オタク達のパートだけでは画面にむさ苦しさが漂ってしまうので、アイドルの掘り下げもしっかり行なっていくんですが、これがまた良い。

ファンをもっと楽しませるためにはどうしたらいいんだろう?とか、ファンを信じなきゃ私たちはアイドルなんだから!とか、そこらへんのアイドルアニメに負けないレベルのものすごい掘り下げ方を展開して、挙げ句の果てには、アイドル目線から見るオタク達の物語へと物語の視点が変わっている様には驚かされましたね。

ライブパートも手描きライブで非常に完成度が高く、アイドル達のキャラも非常に個性豊かでアイドルアニメに欠かせないわちゃみも深い。

そして尚且つ、アイドルがファンの事を想って頑張る様と、オタクがアイドルのためを想って頑張る様がリンクする瞬間が完全に神アイドルアニメのそれで、もう泣きながら拍手することしかできませんでした!

もう最高としか言いようがないですね。

 

えりぴよと舞菜ちゃんの圧倒的百合であらゆるオタクの心を鷲掴みにするどころか、オタク達のギャグパートも面白く、アイドルアニメとしても成立してしまうまさに神アニメに成るべくして生まれてきたこのアニメ、えりぴよと舞菜の百合パートどころか、アイドル内でも百合の波動がひしひしと感じられ、全百合好きに見てほしい素晴らしい作品ですので、今すぐ見てきてください。

握手会パートで、実際に5秒で舞菜に想いを伝える描写とかものすごいですし、推しが好きすぎて推しの一言一言に一喜一憂したり、推しの事しか考えられないので他のオタクの話なんか聞いていなかったり、アイドルオタクあるあるも豊富に出てくるので、昔アイドルが好きだった人や現在進行形でアイドルを愛している方々に是非見てほしいです!

 

あ、ちなみに今から私は岡山に行ってあーやを全力で応援しに行きますけど、一緒に行きますか?