れおぱるレビュー

『この音とまれ!』

オススメ度 A+

 

あらすじを抱きしめてえな...

 

新学期。時瀬高校2年の倉田武蔵は、先輩から託された廃部寸前の箏曲部を守ろうと一人必死に頑張っていた。
だが部室は不良たちに荒らされ、新入部員の勧誘もままならない。
そんな時、警察沙汰を起こし恐れられている新入生、久遠愛が部室に乗り込んで来た。おまけに箏曲部へ入ると言い出して――。
警察沙汰の事件の真相、愛と箏の絆とは。そしてそれを知った武蔵は……!?

引用元:TVアニメ『この音とまれ!』公式サイト

©アミュー/集英社この音とまれ!製作委員会

 

どうも!さとわちゃんを抱きしめてえな...

れおぱるレビューです!

 

いやぁ、これほどまでに登場人物達を抱きしめたい!と思えたアニメに初めて出会えました。

今まで、かわいそうな過去を持つキャラにはたくさん出会ってきましたが、抱きしめたい!抱きしめてあげたい!と思うことはなかったんですよ。

でもこのアニメは違いましたね。

そのかわいそうな過去から立ち上がって前に進もうと努力している姿がね、もう最高でした!

 

というわけで、いかにこのアニメを抱きしめてあげたいかに触れたところで、肝心のストーリーの感想からいきましょう!

 

2クール全26話で構成されています。

1クール目では、廃部寸前の箏曲部に問題だらけの1年生が入部してきたり、琴の名門出身の超天才1年生が入部してきたりと、導入としてはまずまずな入り方でした。

正直ね、私も見始めた当初はこのアニメを舐め腐っていましたからね。

どうせ適当に問題解決して絆を深めて優勝するアニメだろ?って。

そんなの山ほど見てきたよ。って。

本当に舐め腐って見てたんですけど、見返されましたね。

問題が起きては解決し、各メンバーの過去を掘り下げて...を繰り返していく1クール目なんですけど、それによって生まれる箏曲部のがなんとも素晴らしいんですよ。

言ってしまえば王道中の王道。

何度も見てきた展開なんですけど、やっぱり王道って素晴らしいが故に王道と呼ばれるんだなと再認識できましたよね。

みんなで手を取り合って支え合って前に進んでいく姿が本当青春で、青春という言葉はこのアニメのために生まれてきたんじゃないか?と思えるレベルで青春という言葉がめちゃくちゃ似合ってるアニメでした。

え?王道なんでしょ?大袈裟じゃない?と思うじゃないですか?

でもね、マジで素晴らしいんですよ。

言うならば、王道すらも超えてしまった超王道な感じが見事マッチしていてね、涙を流してしまいますからね。覚悟してくださいね!

そして、1クール目で箏曲部の目標が全国一位になっていき、それを目指して突き進む2クール目。

1クール目で深めてきた箏曲部の絆がなんとも素晴らしい展開の数々を生み出していきますし、繋がりというテーマも加えられてより一層楽しめました!

琴をやる上で、いろんな人との繋がりや、過去に起こった問題で絶たれた繋がり。

いろんな繋がりがより一層物語を盛り上げていましたね。

人と人とを繋ぐのは結局は当人達の気持ちで、その気持ちを伝えていくための手段が琴というね、これまた王道な展開なんですけど、これが良いんですよね。

琴の音色に乗せられる感情には、視聴者も心を奪われてしまうほど。本当に素晴らしいアニメでした。

ただ、尺の都合上全ての演奏を聴けるわけではないのでそこはちょっと残念だったかなって思うんですけど、大事な演奏はしっかりと聴かせてくれるのでまぁいいか!と許せちゃいます。

ここまで褒め散らかしていて何故Sランクじゃないんだ!?と迫られそうなので、Sランクに至らなかった点を1つだけ。

全体的にね、ストーリーを詰めまくってて少々余裕がない感じがあったので、そこはゆっくりと進めて、描かれる感情に一つ一つ浸りたかったなぁ〜と思ったのでA+にしました。

まぁ、そこ以外はマジで素晴らしいの一言なので、期待して見ちゃってください!

 

長くなりましたが、視聴当初のこのアニメを舐め腐って見ていた自分をぶん殴ってやりたいほど完成されたストーリーは素晴らしい!と言わざるを得ない、程。

ほんと青春という言葉が似合いすぎるとても爽やかなアニメなので、オススメです!

みんなで問題解決をして、手を取り合って前に進んでいく姿を見た日には、「頑張ったね」って優しく微笑みながら抱きしめてあげたい!と思うこと間違いなし!もう見るしかないと思います!

久々にこんなに清々しい気持ちになれるアニメに出会えましたね。

また新しいスタートラインに立って物語が締められるわけですけど、その続きもめちゃくちゃ見たい!と思えるような素晴らしい作品なので、本当に見てください!

面白いですよ。