『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
オススメ度 A
とある大陸の、とある時代。
大陸を南北に分断した大戦は終結し、世の中は平和へ向かう気運に満ちていた。
戦時中、軍人として戦ったヴァイオレット・エヴァーガーデンは、軍を離れ大きな港町へ来ていた。
戦場で大切な人から別れ際に告げられた「ある言葉」を胸に抱えたまま――。街は人々の活気にあふれ、ガス灯が並ぶ街路にはトラムが行き交っている。
ヴァイオレットは、この街で「手紙を代筆する仕事」に出会う。
それは、依頼人の想いを汲み取って言葉にする仕事。彼女は依頼人とまっすぐに向き合い、相手の心の奥底にある素直な気持ちにふれる。
そして、ヴァイオレットは手紙を書くたびに、あの日告げられた言葉の意味に近づいていく。引用元:Story | 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公式サイト
©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
お初にお目にかかります。 お客様がお望みなら、どんなアニメでもレビューを書きます。
自動手記人形れおぱるレビューサービス、ヴァイオレット・レオパルガーデンです! お待たせしました。京アニの時間です。
やっぱ京アニですよね。もうね、背景やらなんやらが綺麗すぎます。
え?本当にこれ見てお金払わなくていいの?って感じで、そんじゃそこらのアニメじゃお目にかかれないほどの圧倒的な背景、これだけで見る価値があると思います。
大まかなストーリーは、人としての感情を、人と人とを繋ぐ"手紙"という形で学んでいくというか、得ていく感じで進んでいきます。
では、なぜ、Aなのかという話をします。
全体を通して、もっと細かく語って欲しかったなぁという感じなんですよね。
物語中盤の1話完結の仕事依頼話は素晴らしかったんですが、序盤と終盤で語られる過去の戦争や少佐の話、ヴァイオレットが拾われるまでなど、全体的にちょっと中途半端だったかなぁと思いました。
なんでしょうね、2クールでたっぷり時間を使って、細かく描けば間違いなく名作だったと個人的に思うんですけど、全体的に駆け足で進んでいってしまってるんですよね。
欲を言うと、過去と葛藤して、未来に進んでいくヴァイオレットちゃんをもっと時間をかけて描いて欲しかったですね。
ですが、文句ばかりではございません。
物語中盤の1話完結方式の話では、様々なお客様からの依頼により、最初は無表情だったヴァイオレットちゃんに徐々に表情が増えていく様は素晴らしかったです。
全体的に泣ける話が多いので、そういうアニメを求めてる方にはもってこいと言えますね。
是非ね、ヴァイオレットちゃんが自動手記人形という、仕事を通して成長していく様を見届けてね、私と一緒に
「ヴァイオレットちゃん...!!!!!」
と言いましょう! そして、ヴァイオレットちゃんを愛しましょう!