『終末のハーレム』
オススメ度 C+
あらすじ
2040年、難病の細胞硬化症に罹り、コールドスリープすることになった医学生・水原怜人は幼馴染・橘絵理沙と再会を約束し、長い眠りにつく。だが5年後、目覚めると世界は一変していた。MKウイルスによって99.9%の男性が死滅していたのだ。ウイルスへの抵抗力を持つ怜人は、絵理沙に瓜二つの担当官・周防美来からある依頼をされる。それは人類の存続のため、残された女性たちとメイティング（子作り）することだった…！
どうも！3ヶ月ぶりです！
れおぱるレビューです！！！
本来なら、2022年冬クールのレビューは『鬼滅の刃』から始めるべきでしたが、どうしても気分が乗らないまま今日に至った次第です...
レビュー書いてるうちにどんどんモチベが上がってくるので、『鬼滅の刃』はモチベが上がりきったところで書こうかなと思ってますので、もう少しお待ちを...
てことで、本題。
近未来エロティックサスペンスのキャッチコピーと、「よくアニメ化できたな」という前評判からそれなりに期待して見始めた本作。
本来であれば、2021年秋クールに放送される予定でしたが、制作の都合上2022年冬クールに延期されたことは記憶に新しいですね。
そんなこんなで、放送が始まったわけですが、正直に言うと...消化不良でした。
まず、「よくアニメ化できたな」という前評判があるアニメは、大抵ものすごくエロ描写が激しいアニメなどに付けられる前評判なのですが、アニメでは規制だらけで全然えっちじゃありませんでした。
地上波で流すテレビアニメなので、規制がかかることは仕方のないことですが、このアニメはやりすぎと言いますか、エロアニメでよくある謎の光などで大事な部分だけでも隠せばいいものを、全身を黒塗りで塗りつぶしてしまっているので、全く興奮できないんですよね。
それに加え、裸に規制がかかるのは仕方がないとしても、下着やスク水、キスシーンまでもが規制の対象になっており、「私は何のためにこのアニメを見ているんだ...」と虚無感に襲われる感覚があり、とてもえっちなシーンを楽しめた！とは言い難いものに仕上がっていたと思います。
この辺は個人的に非常に残念でした。
エロというジャンルで攻めまくったアニメは、『異種族レビュアーズ』などが記憶に新しいこともあり、もう少し攻めることができたんじゃないか、せめてパンツだけでも見せて欲しかったな...という願望が後を立ちません。
そんな、エロ描写が全然楽しめるものではない本作ですが、エロ描写を控えめにすることにより、ストーリーに力を入れることができるという強みもあります。
近未来エロティックサスペンスと謳っているのは伊達ではなく、サスペンス要素の描き方というものは目に見張るものがありました。
突如として地球上を襲った男性のみを死に陥れるMKウイルスという存在、そのウイルスの発生源やばら撒かれた目的などに迫る過程で、主人公・怜人が探す人物・絵理沙が残した痕跡などを辿ることにより、この世界の真実に近づいていく様は面白かったと言えますが、ここにも消化不良要素があることは事実です。
原作の都合上、ストーリーが1クールで収まりきれなかったというのは枠が決まってる以上、仕方のないことですが、あまりにも風呂敷が畳みきれていない現状、アニメだけを見ている我々にとっては非常に消化不良に感じてしまう部分なのではないのかなと思ってしまいます。
しかも、エロ描写を抑えてまで描いてきた部分なので尚更。
この２つの要素の消化不良感が低評価に繋がった理由です。
ただ、悪いところばかりではなく、ちゃんといいところもありました。
それは、第8話。
活動可能な男性である、元いじめられっ子・土井くんが復活した女だらけの世界で復讐を成し遂げる話。
性的な復讐といえば、記憶に新しいところで『回復術士』などがありますが、まさにそこで描かれていたような私の性癖に突き刺さるものが描かれており、この話は興奮しましたね...
やはり、性欲に忠実なアニメであればあるほど私は良いと感じてしまうので、こういうエピソードを増やして欲しかったなぁと改めて実感させられる話でもありました。
全体的に消化不良だったという感想になりますが、単に私の性癖に合わなかっただけで、エロ描写やストーリー面においても好きな人は突き刺さる内容だと思いますので、一概に私の意見は参考にしない方がいいとは思いますよ。
しかも、私は巨乳派ではないので、尚更性癖に突き刺さらなかったという部分もありますし。
男が一度は夢見るような世界で、頑なにSEXを断り続ける主人公には正直イラッとしてしまいますが、それがどうでも良くなる程ストーリーはよく作られているので、近未来サスペンスを楽しみたい方も楽しめるんじゃないでしょうか！？
私としては、ストーリー重視のエロアニメよりも、脳死で見れるエロアニメの方が好きですが...w
