れおぱるレビュー

『六畳間の侵略者!?』

オススメ度 B

 

あらすじの侵略者!?

 

父の転勤で高校入学と同時に一人暮らしを始めることになった里見孝太郎。
見つけた物件は《ころな荘106号室》。家賃五千円、いわくつきの格安物件だ。
その晩、孝太郎の前に"幽霊"の東本願早苗が現れ先住権を主張、孝太郎を部屋から追い出そうとする!すると窓を突き破り"コスプレイヤー"が乱入!さらに畳の下からは"地底人"、壁の中から"異星人"が!?
次々と現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火蓋が 今切られた!?

引用元:Story | テレビアニメ『六畳間の侵略者!?』公式サイト

©️健速・ホビージャパン/ころな荘管理組合

 

 

どうも!侵略の進捗、どうですか!?

れおぱるレビューです!!!

『庶民サンプル』に続いての過去アニ編!

元気にレビュー書いていきましょー!!!

 

見返し枠ということで、冬の『35試験小隊』春の『庶民サンプル』と褒め称えてきた枠なんですが、このアニメ、お世辞にも面白いとは言えないんですよね...w

もちろん良いところもあるんですが、物語で1番大事なところであるヒロイン個人回が死ぬほどつまんないのは、致命的と言えるので、オススメ度もBとさせていただきました。

その問題のヒロイン個人回ですが、ヒロインに魅力がないというわけではないのが不思議なところなんですよね。

このアニメ、導入部分となる1〜3話で各ヒロインの魅力をきっちりと描き切ってわちゃわちゃも申し分ないできで大変満足のいく導入は非常に素晴らしいなという感想しかないんですが、4話以降の各ヒロインの掘り下げがまぁつまらない。

1〜3話で出せていたヒロイン達の魅力が全く引き出せなくなってしまうんですよね。

我々視聴者側からすると、1〜3話のテンションのままその魅力が活かしきれてないヒロイン個人回に突入するので、失速が激しいのなんの。

できてたじゃん!1〜3話で魅力出せてたじゃん!って言いたくなる気持ちをグッと抑えて11話まで乗り切る必要があるので、強靭な精神力が必要となりますよ。

個人的に、ヒロインを個人回で活かしきれてないと思う原因がいくつかあるんですが、1番感じたのが、ヒロインを魅力的に見せようとして大人しくさせてしまったことに問題があると思うんですよ。

まぁ、各ヒロインにせっかくスポットを当てるんだから、画面の隅の方でわちゃわちゃやってる他のヒロインと差別化を図りたいというのはわからなくもないですが、現に画面の隅の方でわちゃわちゃやってるヒロイン達の方が魅力を引き出せていて魅力的になってしまっているので、ここだけは勿体無いなと思いました。

各キャラの設定に適度に乗っかる形で侵略コメディーをやってたら神アニメになれたのになぁと感じながら最終回まで見ていたので、この辺は物語を失速させてしまった欠点でしたね。

 

ただ、それ以外の部分に関しては満点をあげたいんですよ。

それは、キャラ立ちの良さ。

これはピカイチですよ。

1〜3話でどのヒロインにもスポットを当てず、わちゃわちゃわちゃわちゃするだけの導入があるわけですが、ここの導入がもう!素晴らしい!!!

各キャラまだ個人会をやっていないにも関わらず、己の持つ魅力を十分に出し切ってわちゃわちゃしてくれるので、時が一瞬で過ぎてしまうんですね〜!お見事!!!

そして、ヒロイン全員が普通の人間ではないので、はちゃめちゃなことも同時にできてしまうというところは、わちゃわちゃの良さに拍車をかけていましたね。

更に、このアニメの顔とも言える、虹野ゆりかちゃんの存在というものは、『六畳間の侵略者!?』がいつまでも語り継がれる所以だと感じました。

放送から約7年経ってるわけですが、現在の魅力的なヒロイン達にも引けを取らないキャラの完成度というのは大変素晴らしいなと本当に思いましたね。

この、虹野ゆりかというキャラを生み出したという事実だけでも評価を上げる対象になるなと思うほどです。

ほんと何もかもがとんでもないと言えるアニメで大変満足でした。

 

全話通した感想は、お世辞にも面白いとは言えない出来になっていますが、細かいところにスポットを当てると、何度見ても楽しめるそんなアニメでしたね。

OPの完成度の高さなども、歴代でトップクラスに入るんじゃないかなと思う出来で、毎回飽きることなく凝視できる素晴らしいOPをやってのけてますので、まだ見てないよって方がいましたら、是非。