『社長、バトルの時間です！』
オススメ度 B
社長、あらすじの時間です！
「お願い、私たちの社長になって！」幼馴染のユトリアに呼び出され、突然そう告げられたミナト。流されるままに、ミナトは行方を眩ませた父親に代わって倒産寸前のキボウカンパニーの社長になることに。
©KADOKAWA・でらゲー・PREAPP PARTNERS／「シャチバト！」製作委員会
どうも、労働してアニメを見て、寝ては働き...を繰り返す社畜！
れおぱるレビューです！
はい、お察しの通り社畜アニメです！
我々は日々の労働から溜まる疲れを癒すためにアニメを見ているわけですが、なんとこのアニメは癒しに来ている心をまた労働へと向けるという悪の所業をするとんでもないアニメでした。w
ですが、このアニメを見て明日の労働に頭を抱え気が滅入る...なんてことはなく！ちゃんと我々の心の支えとなってくれる素晴らしいストーリーを展開してくれるアニメでもありますので！安心して見れますよ〜！
ストーリーは、破産寸前の会社の社長を任されたミナトが会社を存続させるために、先代の残していった遺産を取り戻すため社員全員で相続税をかき集めるため様々な依頼やクエストに挑戦したり、大型門の中で助けを求める先代を助けるためにこれまた社員全員で力を合わせキラクリをかき集めにいったりと、ソシャゲ感の強いストーリーを展開していました。
何を隠そう、このアニメの原作はソシャゲということで無理もない話ですね。
ソシャゲ原作ということは原作未プレイ勢はついていけるのか！？という話にもなりますが、安心してください。ついていけます。
むしろ、未プレイ勢であるからこそこのアニメの深みにも触れられること間違いなしです！
私も原作は未プレイで、C2Cが制作するからという理由だけで見始めたアニメだったんですが、ありましたよ。このアニメには。
わちゃわちゃが。
大冒険を繰り広げるわけでもなく、魔王を倒しに行くわけでもなく、ただひたすらキラクリ集めを目的として様々なストーリーを展開していくわけですが、その中で個性豊かなキャラ達の輝きが堪らないんですよね。
18春に放送された『ラスピリ』を彷彿とさせるようなキャラ立ちの良さと、そこから生まれるわちゃみ溢れる掛け合いに、見れば見るほどハマっていってしまうという素晴らしさ！侮れません！
そして！会社運営を題材にしているということもあり、主人公陣営側にも敵のモンスター側にも会社ネタが至る所に散りばめられていて、その中でもブラック企業ネタ！笑えない問題ですけど、このアニメではギャグとして度々登場し、ちゃんと笑えるように描かれているのも高ポイント。
言ってしまえば、バカバカしいストーリーと、その中で輝くキャラ達の愛おしいほどの掛け合いが堪らないアニメでした。満足です。
ただ、先ほど話した『ラスピリ』には及びませんでしたけどね。
及ばなかった原因として勝手に考えて見たんですけど、ワイズマンの様な魅力あふれる敵がいなかったことが原因かと思われます。
是非ね、このアニメとセットでラスピリにも触れてみることを強くオススメしたいです。
そして、これも先ほどチラッと話題に出したんですけど、C2C制作のアニメなんですよこのアニメ。
最近、個人的に大いに期待を寄せている制作会社C2C。この会社は来ますよ。絶対に時代が来ます。
まずは超安定感があると言ってもいいほど崩れない作画。これがもう最高すぎる。
それに加え、萌えみあふれる可愛らしさ全開の作画。これが刺さるんですよね。我々みたいな萌え豚には。
そして！なんと言っても芸の細かさ。これにつきますよ。
19春で放送された『ひとりぼっちの〇〇生活』もC2C制作アニメなんですけど、ここでも芸の細かさが輝いてましたよね。
そうです！物語の進展に合わせて変化するED！
これが我々視聴者が持つ作品への愛を一気に加速させるわけですよ。
本作でもそれは健在で、EDは物語に合わせてキャラが追加されることはもちろんのこと、今回は物語の衣替えに合わせてOPED共に衣装をちゃんと変更しているのが素晴らしいのなんの。
C2Cが持つ無限の可能性に触れられる素晴らしいアニメとなっておりました。最高です。
まとめますと、名前も聞いたこともないクソソシャゲ？原作のアニメとしてはなかなかの出来で、その中に光るわちゃみに気付いてしまうと本作が好きで好きで堪らなくなってしまうので注意が必要ですが、ストーリーはそんなに面白くはなかったかなという印象です。
そして、C2Cが制作しているという一つのポイントだけでも見る理由に十分値しているということを忘れないで欲しい！ということです！
それでは！
社長、このアニメを見る時間です！
