『恋は雨上がりのように』
オススメ度 A-
女子高生・橘あきらがバイトしているファミレスの店長は、万年店長の冴えない中年男・近藤正己。
店員に威厳を示せず、客のクレームにはペコペコ頭を下げる・・・そんな、何をしても決まらない近藤を鋭く見据えるあきら。
自分を蔑むようなあきらの表情に密かに凹む近藤。
絶対に交わらない二人の視線が交わった時、17歳と45歳の人生が色鮮やかに変わり始めるーー
どうも、レビューは雨上がりのようにでお馴染みのれおぱるレビューです!
今期もやってまいりましたよ、恋愛アニメの時間です!
いやぁ、まずはあらすじに書いてる通り、年齢差がある恋愛ということでね、もう設定から面白いなって思わせてくれるアニメですよね。
じゃあ、実際見てみてどうなんだという話になりますが、素晴らしいです。
同学年の恋愛アニメでは描けない大人な恋愛も描きつつ、女子高生の純粋かつ、大胆な恋愛も描いてしまうという、まさにコーヒーのような苦くて甘いストーリーでした。
特に、素晴らしいなと思ったのは、細かい描写の数々です。
例えば、ヒロインが怪我しちゃって病院に連れて行かなきゃいけないけど、触ったらセクハラになるんじゃないだろうかという店長の葛藤をセリフなしで行動で描いていたり、ヒロインは好きな人の前では常に綺麗な自分を見せたいが故、ペディキュアを塗ってない足を店長の前では、絶対に見せなかったり。と描写が非常に細かいんですよね。
もう、そういうシーンを見るたびに「あぁ、青春って素晴らしいな」って思わせてくれます。
あとは、タイトルにもある通り、雨の描写にも力を入れまくってます。
具体的なシーンについてはみてからのお楽しみということで。
では、なぜA-なのかという話になりますが、途中から恋愛要素がどんどん薄れていっちゃうんですよね。
まぁ、原作も完結してないらしいですし、アニオリで変な締め方されるよりは全然マシですが、もうちょっと年の差恋愛が見たかったな〜という感じです。
雨上がりのような恋。どうですか?