『デカダンス』
オススメ度 SS
アラスジダンス
遥か未来、未知の生物《ガドル》の侵攻によって絶滅寸前へと追いやられた人類は、移動要塞《デカダンス》内部で暮らしつつ、必死の抵抗を続けていた。幼い頃から戦士に憧れて育った少女・ナツメは、現実主義者で無気力な装甲修理人・カブラギの元へと配属され、清掃に追われる日々を送る。そんなある日、作業中に《ガドル》との戦闘に巻き込まれてしまったナツメが見た光景は、次々と《ガドル》を倒していくカブラギの姿だった。
©DECA-DENCE PROJECT
どうも!!!!アツい物語りはやはりいいものですねえ!!!!!!
れおぱるレビューです!!!!
ということで皆さん、今期No.1アニメのお時間ですよ!!!!!!!
いやぁ!アツかった!アツすぎた!!!!!
今期は続編ものが強いラインナップで、続編以外は勝たないだろという予想を遥かに超えてきた本作、アツさが極まりすぎて叫ぶことしかできませんでしたね!!
もうね、面白い。それだけしか言えないんですよ。
本当に面白いんで、まだ見てない人にはこの機会に是非見て欲しいものですね!
それではストーリーから!
デカダンスという大型ロボット?移動要塞?内で暮らすナツメがカブラギという男にあって、ガドルと呼ばれるモンスターを倒すところを目の当たりにし、幼き頃からの夢だった「かの力」に入るためにもう特訓を始めるわけですが、この一見努力しまくって成り上がっていくような王道のように見えるストーリー、2話で覆されます。
実はデカダンスそのものが人間が衰退した世界でサイボーグが作り出した娯楽施設である事が判明し、カブラギがそのサイボーグ側であるという、普通のアニメなら後半に持ってくるはずの大ネタを2話でぶち込んでくるという衝撃の展開に心を鷲掴みにされましたよね。
え?まじ?みたいな。
オイオイ...バラすタイミングミスってるよ...と困惑する視聴者を裏腹に、この先に起こりうるこの衝撃的な構成を超えてくるアツい展開に胸を躍らせていたのを今でも覚えています。
その予想通り、これから先のストーリーはサイボーグ側と人類側の視点で描かれ、それがまたアツいのなんの。
このアツさは文章では絶対伝わらないので実際に見て欲しいです。
まぁ、強いてあげるとするならば、自分の生きる道は自分で決めていく。というアツすぎるテーマでしょうね。
サイボーグ達はシステムに管理され、決められた人生を歩めなければバグと認定され、スクラップにされてしまうわけですが、カブラギがナツメというバグに出会ったことによって、システムに従うのは実にバカバカしく、決められた人生を歩むことなんてまっぴらだ!とシステムに抗いだす中盤から後半にかけてのアツさが詰まりに詰まったシーンは面白いとしか言えないので、今すぐ見てきてくださいね。
次に、戦闘シーン。これもやばい。
ガドルと戦うにあたって、数多くの戦闘が繰り広げられていくわけですが、一つ一つの戦闘シーンの完成度が高すぎるんですよね。
縦横無尽に飛び回りながらガドルを駆逐するシーンや、デカダンス本体で大型ガドルを撃退するシーンなんかもう映画さながらのど迫力さで釘付けになりますよ。
もうこのシーンを見るだけでも価値がある。そんな素晴らしいアニメです。
そして、先ほども少しだけ触れましたが、このアニメの1番の見どころである、ナツメとカブラギのダブル主人公!これ最後に触れましょう!
お互いがお互いの生きる希望となるシーンが多々あるわけですが、これがもうねアツエモの極みで我々は震えることしかできません。
ナツメはカブラギに生きるための、生き残るための道を教えてもらい、カブラギがたとえサイボーグであろうとも今まで共に歩んできた時間は嘘じゃないとカブラギを信じていつだって行動を共にしますし、カブラギはカブラギでナツメというバグに出会ったことで、退屈を極めていた人生に希望の光が差し、自らの意思で生きたいと願うようになる様はもう、今思い返しただけでも涙が自然と溢れてくるレベルのアツさで、それぞれの主人公がちゃんと主人公をやるので面白さは2倍。いや、それ以上に膨れ上がるので、叫びながら面白いとしか言えなくなりますよ。
どんな絶望的な状況でもギリギリの限界まで足掻き続けるという、軸が全くぶれない素晴らしい本作、まだまだいろいろと言いたいことはありますが、もう面白い!面白いから!という言葉だけでゴリ押ししかできないです。
とにかく見てください。ホンモノに触れてください。
自分で生きる道を決めるという事がどれほど素晴らしいことかというのを教えてくれる事間違いなしですよ!?
クライマックスのバグ達が団結して世界を変えてやろうと動く様もものすごいですし、何より綺麗な締め方をして、見終わった後はめちゃくちゃ気持ちよくなれる事間違いなしですし!
見ましょう!組長!!!!!!