れおぱるレビュー

『pet』

オススメ度 A-

 

あらすじって聞いたことあるか?

 

ヒロキと司は、健治の営むダイビングショップに住み込みで働いていた。いつか健治のように店を持ちたいと語り合う2人。
しかし、健治はショップ経営の傍らで怪しげな依頼を受けていた。様子がおかしくなっていく健治に2人は…。

引用元:TVアニメ・舞台「pet」公式サイト

©三宅乱丈KADOKAWA/ツインエンジン

 

れおぱるレビューって聞いたことあるか?

れおぱるレビューです!

 

突然ですが、

潰し屋って聞いたことあるか?

はい。これが言いたかっただけですすみません許してください。

いやぁ!予想以上に楽しめたアニメでした!

1話を見た段階では、潰し屋と呼ばれる、イメージという能力を持つ者達が、やばい仕事に関わる人たちの記憶を変えたり洗脳したりしていき、後に現れる強大な敵と心理戦をし、潰し合う!みたいな話をイメージしてたんですけど、見事にひっくり返されました。

このアニメは、潰し屋と呼ばれるイメージを持つ能力者達がお互いに協力したり騙しあったりし、最終的に仲間同士で潰し合いに発展するというアニメでした。

いやぁ、面白かった。

林さんという人物が中国から日本に帰ってきているという話を聞いたところから物語が大きく展開しだし、林さんを軸にして裏切りや騙し合い、潰し屋の真実を知っていったりと、右肩上がりに面白さが増していってました。

特に、林さんを軸とした司の計画はすごく面白いですよ。

本来、一番味方でなければならない人物が実は一番の悪に染まっており、他のイメージを持つ者達を巻き込みながら心理戦に発展する様はアツく、手を見張るものがありました。

本当はね、林さんについてももっとベラベラと語り明かしたいんですけど、このアニメの場合、林さんを語ってしまうと全ての展開のネタバレに繋がってしまうので控えさせていただきますけど、もうこの林さん本当やばいですからね。是非見て欲しいです。

 

このアニメでは、イメージと言って人の記憶に入り込む描写があるんですけど、そこもすごく魅力的でしたね。

なんて言えばいいのかわからないんですけど、人によって違う記憶の変え方だったり、記憶の中に何かを残してそれを他の人に伝えるための伝書鳩にしたりと、記憶を替えるだけでなく、もはやこの世界の別の空間としてその場所で色々と話が展開される様は引き込まれましたよね。

人の記憶を替える際にヤマとタニとか色々な専門用語が飛び出すんですけど、1話と2話でしっかりとその辺が描かれるので、置いていかれることなく安心して観れる導入になるのも素晴らしい点の一つです!

 

全体を通して、能力者達が共闘するアニメかと思いきや、能力者同士の潰し合いに発展する、心の読み合いがアツいこのアニメ、1人の人間から全てが始まり、その人間を巡って大きな組織が組織ごと動き出す様は面白く、見る度におもしれぇ...しか言えなくなっちゃうように洗脳されてしまうアニメでした。

最終回は所謂俺たたENDで締めるわけなんですけど、消化不良感もなく、第1章完みたいな感じで、割と気持ちいい終わり方をしますので、オススメですよ!

でも、2期がないとやっぱり救いがないので、是非2期をやって欲しいですね!

 

このアニメ、能力者が一番活躍すると思いきや、1話から登場する非能力者・桂木さんが一番活躍するという面白いこともやってのけますので、桂木さんにも是非注目しながら視聴してはいかがでしょう?

 

それより、

潰し屋って聞いたことあるか?